クリスマスの贈り物のヒントに!プリンセス・ダイアナが愛したものたち

クリスマスの贈り物のヒントにどうぞ プリンセス・ダイアナが愛したものたち {ブランド・品・店} [Princess Diana]

■写真すぐ上:クリスチャン・ディオールの香水「ディオリッシモ」■右側のメイン写真:1986年に日本を公式訪問した際のダイアナ妃©産経

パリでの悲劇的な事故死から20年の月日が流れても、なお人々の心を捉えて離さない故ダイアナ元妃の魅力。
今年は没後20年という節目にあわせ、様々な形で同妃の生涯を振り返る試みがなされた。
バッキンガム宮殿の夏の一般公開では彼女の書斎を再現、身近に置いていた品々が展示され、生前の住まいであったケンジントン宮殿では妃の華麗なるファッションの軌跡を追ったエキシビションが催されている。
また、命日月の8月にはウィリアム王子とハリー王子が亡き母の思い出を語るドキュメンタリー番組も放映され、大きな話題を呼んだ。
死してなお、いや、年若く逝ったがゆえに、ダイアナという女性に対して多くの人が今も強い感情を抱いていることを見せつけた1年だったといえる。
師走を間近に控えた今回では、そのダイアナ妃が愛したブランド、装飾品、ロンドン市内のゆかりの店やレストランなどをご紹介したい。
クリスマスの贈り物、あるいは年末年始の食事の場所を決める際のヒントにしてはいかがだろうか。(文中敬称略)

■写真左上:カフェ・ダイアナ■写真左下:ケンジントン宮殿■写真中央:ケンジントン宮殿内で開催中の「Diana: Her Fashion Story」の展示■写真右:国際的ブランドに成長したジミー・チュー© Clotee Pridgen

●Great Britons●取材・執筆/ホートン秋穂・本誌編集部

ファッション

身に着けた、あらゆるものが世界中から注目された「ファッション・アイコン」、ダイアナ。
彼女が愛したものをすべて挙げるのは不可能ながら、紙面の許す限り取り上げてみたい。

ジミー・チュウ
Jimmy Choo
現在、世界中のセレブに愛される靴ブランド、ジミー・チュウ=写真©Mark Seymour=の名を有名にしたのがダイアナと言っても過言ではないだろう。マレーシア出身の華僑で、父の志を継いで靴職人になるべく、ロンドンに留学したジミー。エレガンスと機能性・心地よさを同時に実現した靴づくりをモットーに、ロンドン東部ハックニーの工房で靴職人として製作に励む彼の噂をきき、ダイアナはケンジントン宮殿でジミーに会う機会を設け、すぐさま6足の靴をオーダーしたといわれている。
多くの若手英国デザイナーの洋服やファッション・アイテムを積極的に着用し、応援していたダイアナだが、とりわけジミー・チュウの靴はお気に入りだった。彼の靴に対する哲学、全てをハンドメイドで丁寧にこなす職人技術、そして、ラグジュアリーさと心地よさが同居した彼の靴の魅力を高く評価していた。
当初は高い身長を気にしてかシンプルでフラットなパンプスを好んでオーダーしていたダイアナだが、チャールズ皇太子との別居、離婚を経験する90年代半ばになると、自らに自信をもち自立した女性に変身。それに伴って靴も変化し、ジミーが得意とした10センチヒールの靴やクロスストラップのセクシーなデザインの靴も履くようになったという。
2001年にジミー・チュウのブランドを売却、現在はオートクチュール専門の靴職人となったジミー。2002年には英国ファッション界への功績が称えられ「大英帝国勲章」を受勲。ちなみに、ダイアナの最後のオーダーとなった、シャンパンカラーを用いたグログラン織のフラットパンプスは残念ながら注文主の手元に届くことはなかった。
トッズ
Tod's
自然体でカジュアルでありながらも、シックかつエレガントなスタイルが印象的だったダイアナ。イタリアの靴・バッグブランド、トッズのモカシンもお気に入りのひとつだった。地雷撲滅キャンペーンの一環として、アンゴラ゙を訪れた際に「ゴンミーニ(Gonmini)」=写真右=を着用し、注目を集めた。

バッグ

クリスチャン・ディオール
Christian Dior
1995年、当時のシラク仏大統領夫人から贈られたのが、ディオールの「レディ・ディオール」=写真右。ダイアナはとても気に入り、その後パリの「ディオール」本店まで直接出向き、色違いで何色も購入。以来、公務やプライベートでも愛用することで、世界的にブレイクすることとなった。

ジュエリー

バトラー&ウィルソン
Butler & Wilson
遊び心あふれるモチーフのジュエリーを展開する英国のアクセサリーブランド。蛇のブローチ=写真の右側©Telegraph=や三日月の大振りのイヤリングなど、大胆なデザインもさることながら、100ポンド以下の手頃な価格帯のアクセサリーを公務で着用し、人々を驚かせた。
真珠
pearls

ダイアナは様々なスタイルの真珠のアクセサリーを身に着けた。写真は1995年撮影。
数ある宝石の中でももっともダイアナが愛したのが真珠だろう。「人魚が恋人を想って流した涙が、波にはじけて宝石となった」という伝説で知られる真珠。古来より、無垢で清らかなイメージと、その気品ある輝きから、世界中の人々に愛され親しまれてきた。
ダイアナの実家であるスペンサー家の女性にとって真珠は特別な存在で、18歳の誕生日には2人の姉と同様、小粒で可憐なパールの3連チョーカーが贈られたという。その後も生涯を通じて様々な真珠のアクセサリーをフォーマル、カジュアルとシーンを問わず着用。

洋服

デヴィッド&エリザベス・エマニュエル
David & Elizabeth Emanuel
フェミニンなボウタイ付きブラウスから、リボンタイのような可憐なデザインまで、様々なリボンをあしらったデザインが特徴。結婚当初のダイアナのイメージといえる良家の子女を彷彿させる、ノーブルスタイルを完成させた。
世紀のロイヤル・ウェディングといわれた結婚式のドレスも彼らの手によってデザインされた。
後に創業者のデヴィッドとエリザベスは離婚し、パートナーシップを解消。現在、ブランドはエリザベス・エマニュエルとして存続。
キャサリン・ウォーカー
Catherine Walker

ケンジントン宮殿の展示より。右端が「エルビス・ドレス」。©HRP, photo Richard Lea-Hair
ダイアナのドレスを語るうえで、デザイナーのキャサリン・ウォーカーは決して外せない存在だ。1977年に夫とともにブランドを立ち上げたキャサリンのモダンで洗練されたデザインは、すぐさまダイアナを虜にした。以後、2人3脚でスタイルを作り上げ、その関係は、ダイアナが亡くなるまで続いた。
スタンドカラーが個性的で小さなパールが一面に装飾された純白の「エルビス・ドレス」とダイアナによって名づけられたドレスや、デコルテラインを大胆に開けたセンセーショナルなドレスなど、ダイアナの魅力を最大限に引き出すファッションを生み出した。
ジャンニ・ヴェルサーチ
Gianni Versace

ジャンニ・ヴェルサーチと妹のドナテラ(1995年撮影)。©Mies me
90年代以降の離婚後は英国以外のハイブランドにも積極的にトライしたダイアナ。その中でもイタリア・ブランドのヴェルサーチとは縁が深く、デザイナーのジャンニ・ヴェルサーチとは友人としても親交が深かったといわれている。露出が多くセクシーなドレスが特徴的。ヴェルサーチは舞台やオペラ、バレエの衣装デザインも担当し、 クリエイティブな才能を発揮している。
ジャクリーン・ケネディのファッションを思い出させるピンクの上品なスーツや、胸元が大きく開いたドレスなどダイアナのスレンダーな体型の美しさを際立たせる服を提供した。
ダイアナが亡くなるわずか1ヵ月半前にマイアミで射殺されるという悲劇的な最期を遂げ、ダイアナも葬儀に列席した。

香水

クリスチャン・ディオール
Christian Dior
独身時代に愛した香水は「ディオリッシモ(Diorissimo)」/クリスチャン・ディオール。品のあるスズランの香りが、幼稚園に勤務していたというダイアナの優しく母性に満ちた人柄にマッチ。「ダイアナの控えめな姿勢に惹かれた」というチャールズ皇太子も、スズランの香りをまとった優美で可憐な若きダイアナに魅了されたに違いない。
ウビガン
Houbigant
結婚式当日はジャスミンやローズ、サンダルウッドなどからなる、上品かつ華やかな香りで知られるウビガンの「ケルク・フレール(Quelques Fleurs)」=写真右=を身にまとったという。しかし、うっかり香水のしずくをウェディングドレスにこぼしてしまい、パニックに陥ったというダイアナ。しみのついた部分を持ち上げるようにつまめば大丈夫、ブーケで隠すこともできるから、というアドバイスで事なきを得たとされる。
エルメス
Hermès
後に愛用した香水ではエルメスの「24フォブール(24 Faubourg)」=写真右=が挙げられる。こちらは太陽のようにおおらかな個性を表した香水とされ、強い官能的なイランイランの芳香と柑橘系の爽やかな香りが見事に融合。王室の呪縛から解き放たれ自立した女性として恋愛を謳歌する一方、人道活動に熱心に取り組み、凛とした女性たらんとした後年のダイアナにふさわしい香りだったといえよう。

スキンケア

ザ・ボディショップ
The Body Shop
ディオールやクリニークなどの高価な化粧品を使用する一方で、庶民的なボディショップの商品も愛用していたといわれる(ケンジントン・ハイストリート店を利用)。
特に同ブランドの動物実験をしない方針や、環境保護、人権擁護への取り組みに賛同。社会的な企業理念をもつ化粧品会社であると評価していた。1986年に本社が新しくオープンした際はオープニングセレモニーでリボンカットの役目を務めた。
お気に入りだった商品は、苺のボディシャンプーとボディジェル(Strawberry Body Shampoo and Body Gel)、エルダーフラワーのローションと目元のジェル(Elderflower Water, Elderflower Under Eye Gel)、ビタミンE配合のナイトクリーム(Rich Night Cream with Vitamin E)、カモミールのシャンプー(Chamomile Shampoo)、バナナのコンディショナー(Banana Conditioner)、ペパーミントのフットローション(Peppermint Foot Lotion)などだったという。

ケンジントン宮殿の展示はみごたえあり!

ファッションで振り返る プリンセスの生涯

●ダイアナが生前、住まいとしていたケンジントン宮殿で、「Diana: Her Fashion Story」と銘打ったエキシビションが開催されている。ダイアナが公務、あるいはプライベートで着るために作ったおびただしい数のドレス、スーツの中から選りすぐりの25着を展示。服装に見られる変化を通して、その生涯を見つめるという試みだ。
●1985年、米国公式訪問の折、ホワイトハウスの晩餐会で着用、俳優のジョン・トラボルタと踊ったことで世界的に有名になった、ヴィクター・エデルステインのデザインによるミッドナイト・ブルーのドレスなどが並ぶ。また、1986年、日本への公式訪問時に着用した、美しい桜色のドレスも飾られている。
●宮殿への入場チケットにこの展示の見学料も含まれる。オンライン(当日券より割安)で「完売」となっていても、当日券が若干は用意されているという。
●宮殿の見学と、この展示とで1時間ほどはみておきたい。

Kensington Palace

【住所】 Kensington Gardens, London W8 4PX
【開館時間】毎日 10:00 ~16:00(最終入場15:00)
12月24~26日は休館
※展示の最終日はまだ未定
【入場料】 大人£17(オンラインで£15.50)
子ども(16歳未満)無料
※少なくとも2018年2月末まではこの価格
www.hrp.org.uk/kensington-palace/

フード

精神的に不安定となり摂食障害に苦しんだというダイアナだが、皮肉なことに、彼女が訪れるレストランは即座に「セレブ御用達」とみなされ、人気を呼んだ。
彼女が好んだ食事や、しばしば足を運んだレストランなどをピックアップする。

レストラン

サン・ロレンツォ
San Lorenzo
22 Beauchamp Place, London SW3 1NH
www.sanlorenzolondon.co.uk

ナイツブリッジにある高級老舗イタリア料理店。ランチの場所としてよく訪れていたとされている。明るい陽射しが差し込む開放的な雰囲気の中、友達とのランチ会や息子たちとの休日ランチを楽しんでいたのかもしれない。
シーフードパスタとフレッシュなマンゴーを好んでオーダーしていたという。また1992年にチャールズ皇太子と破局したダイアナが、同じく常連客だったエリック・クラプトンと同店で頻繁に顔を合わせたことをきっかけにロマンスを楽しんでいたという逸話も残っている。
ダ・マリオ
Da Mario
15 Gloucester Road, London SW7 4PP
www.damario.co.uk
※コヴェント・ガーデンに同じ名前のイタリア料理店があるので注意。

ケンジントン宮殿に程近いカジュアルなピザレストラン。ウィリアム王子とハリー王子を連れてランチによく訪れていたという。壁にはダイアナが描かれた大きな油絵や、彼女の直筆が添えられた写真も額に入れて飾られている。
4種類のチーズとハート型のアーティチョークを象ったピザでダイアナにちなんで「ピザ・ダイアナ」と名づけられたピザがメニューにあると述べている記事もあったが、筆者が訪れた時は残念ながらメニューにはなかった。
もちもちしたピザ生地に新鮮な具材がたっぷりのピザが大変美味。近所に住む家族連れや老夫婦など地元の人で賑わうアットホームな店内だ。
また、同店は映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で主役を演じたレニー・ゼルウィガーが近くにアパートを借りていたこともあり、週5日以上通いつめてピザを食べ、役作りのために増量に励んだ店としても知られる。
ル・エスカルゴ
L'Escargot
48 Greek St, London W1D 4EF
www.lescargot.co.uk

ソーホーにある高級老舗フランス料理店。劇場街に近いことから観劇を楽しむ人々で賑わう店だが、90年代にダイアナがディナーによく訪れたことでも知られている。個室を使うことも多かったようだが、メインフロアのテーブル席で食事することもあり、たたきマグロとレンティル豆がお気に入りの品だったという。
ローンストン・プレイス
Launceston Place
1A Launceston Place, London W8 5RL
www.launcestonplace-restaurant.co.uk

1986年創業のケンジントンにあるシックな内装のモダン・ヨーロピアン料理店。数々の受賞歴を誇り、繊細でスタイリッシュなメニューと充実したワインリストが自慢の店。90年代、ダイアナもお忍びでよく訪れていたといわれている。
瀟洒な邸宅が並ぶ閑静な住宅街にある、隠れ家的なレストラン。現在は白とグレーを基調にしたシックな内装。プライバシーが保てるような設計になっているので、人目を気にせずくつろいだ時間を過ごしていたのだろうと想像できる。
近年は気鋭の若手シェフが腕をふるう。日本人女性でもデザートまでしっかり食べることのできる量のハイレベルなセットランチはお値打ち!
マクドナルド(ケンジントン・ハイストリート支店)
McDonald's
108/110 Kensington High St, London W8 4SG
www.mcdonalds.com

ダイアナ自身のお気に入りというよりは、ウィリアム王子とハリー王子になるべく普通の子供と同じ体験をさせたい、という思いから2人が大好きなビッグマックとフライドポテトを食べに連れて出かけたといわれている。
元王室専属シェフのダレン・マクグレイディ(Darren McGrady)氏が、出かけようとするダイアナに「バーガーならすぐに作って差し上げますよ」と申し出た際、ダイアナは笑って「いいえ、息子たちはおまけでおもちゃがついてくるハッピーミールの方がいいみたいなのよ」と答えたというエピソードも残っている。
また、列に他の人と同じように並んでいるダイアナ親子を見つけ、店長が慌てて、一番前に案内しようとすると、「しーっ」と指を口に当て、他の人と同じように順番を待つことを望んだという逸話もあり、ダイアナの教育方針が感じられるエピソードといえよう。
カフェ・ダイアナ
Café Diana
5 Wellington Terrace, London W2 4LW
www.cafediana.co.uk

ダイアナの熱烈なファンという、オーナーのアブドゥル・ダウド氏Abdul Daoud。

正確には、ダイアナをこよなく愛するオーナーによるカフェ。ダイアナの大ファンであるオーナーが彼女にちなんで名づけ、1989年にノッティングヒルにオープン。壁一面にダイアナの写真や記事がところ狭しと飾られている。
本人もオープン後まもなくして来店。それ以来、2人の王子を連れて朝食に訪れることもあったという。王子たちがボリュームたっぷりのイングリッシュ・ブレックファスト(現在の価格は£8.50)を頼むのとは対照的に、ダイアナはカプチーノとクロワッサンが定番のオーダーだったとされている。
オープンした年にオーナーが意を決して、ダイアナに店に飾る写真を寄贈してくれないか、と頼んだところ、快諾。サイン入りのモノクロの写真=写真左=を持参したという。亡くなる1ヵ月前もカプチーノを飲みに同店を訪れた。

ダイエット

低炭水化物&高たんぱく質ダイエットにもいち早く取り組む?
今ではセレブの間の常識となっている、低炭水化物&高たんぱく質ダイエット。ダイアナはこれを20年以上前から実践していたという!専属シェフによると、ジムに行く日は朝食にトーストにベイクトビーンズをのせたものをチョイス。もちろんトーストには、精製していない全粒粉のパンを指定。またおやつには、ヨーグルトや雑穀で作ったバー、フルーツを食べていたとされるダイアナ。お気に入りは新鮮なライチだったという。
また牛肉などの赤身肉はゲストを招いた特別な席でしか口にせず、普段は白身魚や鶏肉をなるべく油を用いない調理法で食べることを好んだといわれている。
ただ、自身のストイックな食生活がピザやバーガー、バナナフランなどカロリーたっぷりのコンフォート・フードが好きな息子たちから食事の楽しみを奪うことがないよう、一緒に食事するときは同じものを食べたり、別のメニューでも同じようなものを食べているかのように見せたりする工夫をしていたという。

お気に入りのメニュー

意外な家庭料理が大好物だった!?
先述の元王室専属シェフ、マクグレイディ氏によると、ダイアナのお気に入りメニューはなんとピーマンのライス詰め。
シェフが彼女のために作っていたレシピを大公開!

【材料】
ピーマン(中/上部をカットして中をくりぬいておく)………4個
オリーブオイル………1/4カップ
玉ねぎ(粗みじん切り)………1/2カップ
マッシュルーム(スライス)………1カップ
ズッキーニ(角切り)………1カップ
オレガノ(乾燥タイプ)………小さじ1/2
トマト(粗みじん切り)………2個分
ごはん(固めに炊き、冷ましておく)………1カップ
水………1/2カップ
チキン、もしくは野菜のブイヨンのキューブ………1/2個
ベーコン(カリカリに焼いて刻む)………4枚分
バジル(刻んでおく)………大さじ1
モッツァレラチーズ(角切り)………約100g
パルメザンチーズ(パウダー)………大さじ2
塩、こしょう………適量
【作り方】
オーブンを170℃に予熱する。
オーブンシートの上にピーマンを置き、オリーブオイルをふりかける。オーブンで25分ほど焼き、柔らかくなったらオーブンから出して冷ましておく。
ピーマン内部に入っていたオリーブオイルをフライパンに移す。そこに玉ねぎ、マッシュルーム、ズッキーニ、オレガノを入れる。塩、こしょうを加え、やわらかくなるまで強火で炒める。
③にトマト、ごはん、水、ブイヨンキューブを入れ、5分加熱する。塩、こしょうで味を調える。
④にベーコン、バジル、モッツァレラチーズを混ぜ合わせ、ピーマンに詰める。
⑤の上にパルメザンチーズをかけ、オーブンで15分ほど焼く。
チーズが溶け、中まで温かくなったら完成。

エンターテインメント etc.

バレエやロック音楽が好きだったというダイアナ。
自ら運転して出かけ、エクササイズに励むなど、活動的な女性でもあった彼女がしばしば足を運んだ場所をご紹介しよう。
イングリッシュ・ナショナル・バレエ団とロイヤル・オペラハウス
English National Ballet/Royal Opera House

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の『白鳥の湖』。写真中央はリード・プリンシパル、高橋絵里奈©Scillystuff
バレリーナになることが子供のころからの夢だったというダイアナ。しかし背が高くなりすぎて夢を断念したとされている。王室メンバーになってからはロイヤル・バレエ団やスコティッシュ・バレエ団と並び英国の4大バレエ団の一つと称される、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の熱心なパトロンになり、離婚が発表された日もロイヤル・アルバートホールで同バレエ団の公演「白鳥の湖」の観劇に出かけた。大好きなバレエが彼女の心の支えだったことは間違いない。
また、ロイヤル・オペラハウスもお気に入りの場所だった。秘密裏にダンスの猛特訓を重ね、1985年のチャールズ皇太子の誕生日のサプライズプレゼントとして舞台に登場、元ロイヤル・バレエ団のダンサー、ウェイン・スリープ(Wayne Sleep)とダンスを披露してチャールズ皇太子をはじめ観客を驚かせた逸話も残っている。
ロニー・スコッツ
Ronnie Scott’s

©Tom Morris
ソーホーにある有名なジャズクラブ。お忍びでパキスタン人医師ハスナット・カーン氏とデートした場所とされている。黒いカツラをかぶり、変装して訪問したという。離婚後、最後の真剣な恋の相手だったとされるカーン医師。友人の見舞いで訪れた病院での偶然の出会いがなれそめ。ダイアナの猛アタックの末に付き合うことになったと言われている。
ジャズには全く興味も知識もなかったダイアナだったが、カーン医師は大のジャズ好き。恋人の趣味に合わせるダイアナの乙女な姿がうかがえる。
ザ・ハーバー・クラブ・チェルシー
The Harbour Club, Chelsea
会員制の高級フィットネスクラブ。現在ではフルハムとケンジントン、ノッティングヒルに支店をもつが、ダイアナはフルハムに近いチェルシー店に通っていた。以前に通っていたジムでは天井に隠しカメラが仕掛けられ、ワークアウト中の様子を盗撮されたのが原因でこのジムに乗り換えたとされている。
同ジムではマシーントレーニングの他、テニスも楽しめ、また鍼や指圧、アロマセラピーなど各種トリートメントが充実している。近年ではウィリアム王子と結婚したキャサリン妃が結婚前に妹のピッパやウィリアム王子とワークアウトに励んでいたことでも知られている。

王室に革命をもたらしたダイアナ

掟破りのプリンセス

服従宣言をしなかった最初のプリンセス

結婚式ではあらかじめ決められた「誓いの言葉」を唱える伝統が英王室にはあったが、ダイアナはこれを拒否。「夫に従う」と声に出して言う伝統には従わなかった。ちなみにウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式でもこれに倣い、服従宣言は行われなかったという。

サファイアの婚約指輪はカタログショッピング

現在はキャサリン妃の左手の薬指に輝くサファイアの婚約指輪。これは、かつてチャールズ皇太子がダイアナに贈ったものだが、なんとダイアナはロンドンの老舗宝石商「ガラード(Garrard)」のカタログから選んだという。つまり、他の人も同じものが購入可能ということになる。 それまでは王室の婚約指輪はカスタムメイドが通例で、異例のことだった。母親の婚約指輪と似ていたから選んだという説もあるが、もともとサファイアの指輪を希望していて、純粋にそのデザインが気に入ったからというシンプルな理由で選んだとする説のほうが有力。14個のダイアがあしらわれた中央のサファイアは12カラット、台座はホワイトゴールドで当時の価格で2万8000ポンド(約420万円)だったといわれている。

母乳育児と公教育を選択

カンヌを訪れたダイアナ(1987年撮影)©Georges Biard
それまでは乳母が育児を行い、学校教育もある一定の年齢までは家庭教師を招いて行うという王室の慣習を破り、ダイアナは母乳育児を実施。ウィリアム王子は王室メンバーで初めて一般のプレスクールに通うこととなった。こうした新しい教育方針はウィリアム王子とキャサリン妃にも受け継がれ、ジョージ王子は史上初めて、男女共学の学校に通う王室メンバーとなった。

「息子たちには普通の暮らしを経験させる」というポリシーを貫く

マクドナルドにとどまらず、エイズ患者診療所、ホームレス保護施設など、王室メンバーの子供がいかない場所にも2人の王子を積極的に連れて行った。「母は僕たちにありのままの現実を見せたかったのです」とウィリアム王子はABCニュースの取材(2012年)でコメント。「母には感謝してもしきれません。様々な方法で現実社会を見せてくれましたし、自分がいかに恵まれているかを知ることができました」と振り返っている。

相手の目線に合わせ、相手に寄り添う態度を実践

王室メンバーがチャリティ団体を支援するのは普通のこと。しかしダイアナはアンゴラで地雷撤去活動に参加したり、HIV感染者と握手したり、エイズで親を亡くした子供たちを訪問したりするなど、それまで英王室が取り組んだことのなかった慈善活動に従事したことでも知られている。子供たちと話すとき、ダイアナはいつもしゃがんで彼らと同じ目線になるよう心掛けていたという。「王室メンバーでこのように振る舞ったのはダイアナ妃が最初でしょう」と『マジェスティー・マガジン』の編集者であるイングリッド・スワード(Ingrid Seward)氏は語っている。

王室ファッションに新旋風

6点の肖像写真は、「Diana: Her Fashion Story」より。
華麗なファッションの数々で人々を虜にしたダイアナ。それまでは考えられなかったような、タブーを打ち破るものも少なくなかった。まず1つめは手袋をしないで公務に出席。直接、手の温もりを感じる握手をしたいと手袋をせずに人々と握手した最初の女性王室メンバーとなった。さらに、小児病院など子供がいる施設を訪れる際は「帽子をかぶっていると子供を抱きしめることができないから」と帽子を避けたほか、しわになりにくい素材や明るいやさしい色の洋服を選び、訪問する相手の心を和ませる工夫も怠らなかったといわれている。
2つめは黒い色の洋服を喪服以外で着用すること。これも王室の慣例にはなかったことだった。またイブニングパーティーにパンツルックで登場し、写真を撮られたのもダイアナが初めて。冒険心と遊び心を大切にしていたダイアナの性格をここにもみることができる。そしてストッキングをはかずに素足にパンプスで公務に登場、場合によっては裸足にもなってみせた。常に自然体であろうとし、「ピープルズ・プリンセス」にふさわしい女性と誰もが認めたことも素直にうなずける。

週刊ジャーニー No.1012(2017年11月30日)掲載

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