猛暑で日焼け、いびつな形に…見た目の悪い野菜も買って!

■ 猛暑がようやくおさまりつつある英国だが、日焼けしたカリフラワー、いびつな形のジャガイモなど、猛暑の影響を受けた野菜が少なくないという。消生産者側は「味は問題なし」として、消費者に理解を求めている。各メディアが報じた。

© Oddbox

英国では、記録的な暑さと乾燥が続いたことを受け、農作物の収穫量だけでなく、野菜の「見た目」にも異変が出ている。小さかったり、曲がっていたり、色が変わったりした野菜が増えているが、生産者らは「食べるのに問題はない」として消費者に理解と購入を呼びかけている。

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特に影響が大きいのがカリフラワーだ。通常は葉に覆われている花蕾が強い日差しを浴び、黄色や茶色っぽくなるケースが増加。規格外野菜を扱う企業「Oddbox」のエミリー・バンポペリンゲ氏は「純粋に見た目の問題で、味は変わらない」と説明する。水不足によって生育も遅れ、供給量の減少が懸念されている。キュウリも、暑さで温室内の環境が過酷になり、先端が丸まってらせん状になるなど、いびつな形が目立つと報告されている。ジャガイモも、猛暑の後に気温が下がると、いわゆる「こぶ」のような突起ができ、形が悪くなることがある。ケンブリッジシャーの農家ルーシー・マンズ氏は、見た目の悪さを理由に廃棄される量が増えることを懸念し、「突起部分を切り落とせば、まったく問題なく食べられる」と強調する。

英国の大手スーパーでは、すでに規格外野菜を販売する取り組みがあり、猛暑や干ばつが続く場合には、サイズや形の基準を緩和する動きも出ている。ウェイトローズでは「野菜は少し完璧ではない見た目になるかもしれないが、味は変わらない」としている。また、国内産の不足を補うため、海外からの輸入を増やす必要も生じている。気候変動によって英国の夏は今後さらに暑く乾燥する可能性があり、こうした「規格外野菜」の増加が一時的な現象ではなくなることも考えられる。

農家からは、消費者に対して「野菜の見た目に、もう少し寛容になってほしい」との声が上がっている。形が悪くても味は同じ――今年の英国では、そうした野菜を選ぶことが食品ロス削減にもつながりそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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