■ロンドン交通局(TfL)は、ロンドン中心部を結ぶ19番と38番のバス路線を変更し、新たな路線を設ける計画を正式に発表した。新路線は暫定的に10番とされ、エセックス・ロード~ホルボーン間の輸送力を維持するとともに、バタシー・ブリッジとロンドン中心部を結ぶ直通サービスは確保されると説明されているものの、利用者のあいだでは「不便になる」との声も聞かれている。各メディアが報じた。

現在、フィンズベリー・パークとバタシー・ブリッジを結ぶ19番は、ハイド・パーク・コーナーで経路を変更し、ヴィクトリア駅を終点とする。38番はクラプトンとヴィクトリア駅を結んでいるが、変更後はホルボーンのニュー・オックスフォード・ストリートが終点となる。新ルートでの運行は11月に始まる予定だとされている。
路線変更について行われた意見募集には1600人以上が回答。19番利用者の64%、38番利用者の72%が、変更によって移動が不便になると答で、利用者の多くが反対したことが明らかになったが、それでもルート変更は行われるという。ハックニー・サウス・アンド・ショーディッチ選出のメグ・ヒリアー労働党下院議員も反対を表明。地下鉄網へのアクセスが限られるハックニーの住民にとって、バスは「事実上の地下鉄網」で、今のルートを変えないでほしいと訴えた。イズリントン区議会とウェストミンスター市議会も、高齢者や社会的弱者、低所得者への影響が大きいとして懸念を示している。
一方、TfLは変更後も状況を検証し、利用者の乗車状況を調査するとしている。ロンドン・トラベルウォッチは計画を支持しないとの立場を示し、19番は現在でも平均時速6.5マイル(約10.5キロ)と市内でも特に遅い路線だと指摘。新たな19番も距離が長く、遅延が発生しやすいとした。また、新設される10番についても、オフピーク時で全区間の所要時間が最大約70分になると見積もっている。これだけ反対の声が聞かれていても変更を敢行するTfL、いったい誰のためにバスを運行してる? By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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