■今夏、5度目の熱波に見舞われている英国だが、英国よりさらに南に位置するイタリアでは厳しい暑さが続き、健康への危険が懸念される水準まで気温が上昇している。保健省は木曜日、ローマ、ミラノ、ナポリ、ベネチアなど全国27の主要都市すべてに、猛暑の「赤色警報」を発令した。とはいえ、せっかくのイタリアへの休暇旅行をキャンセルするのは難しい。観光シーズンが続く中、専門家らは暑さを避けながら旅行を楽しむ方法を紹介している。各メディアが報じた。

まず重要なのは外出する時間帯をずらすこと。ローマのコロッセオ考古学公園のシモーネ・クイリチ所長は、昼食後の最も暑い時間帯に屋外の観光地を訪れるのは「大きな間違い」と指摘する。政府は8月、暑さを避けられるよう観光施設の夜間開館を拡大。コロッセオは金・土曜の19時45分~23時30分、パンテオンは木曜を除く毎日19時~23時、ミラノのスフォルツァ城は17時30分~19時30分まで開館する。コロッセオではミスト付き冷却ファンや救護所も増設された。
日中は冷房の効いた美術館や教会を訪れるのも有効だ。ローマではボルゲーゼ公園など木陰の多い場所や、地下にあるサン・セバスティアーノ、サン・カリストのカタコンベも選択肢に入れたい。料理教室やワイン試飲も人気を集めている。ナポリでは、暑い時間帯に、ポンペイなど屋外遺跡を見学するのは避け、国立考古学博物館を訪れることが勧められている。
旅行作家のアレッシア・アルメニセ氏は、スーパーのデリコーナーも暑さを避ける穴場だと紹介する。冷房の効いた店内で、手頃な価格の出来たてサンドイッチを購入できるという。また、海や湖など水辺がある地域では、徒歩ではなくボートで観光するのもおすすめ。フィレンツェでは北部の丘陵・山岳地帯、特にガルファニャーナ地方が暑さから逃れる場所として挙げられている。さらに、人気観光地を訪れる場合は、事前予約も欠かせない。バチカンなどは、炎天下で長時間並ばずに済むよう準備しておきたい。ベネチアのガイド、フィオナ・ジュスト氏は、日陰で休憩できる場所を組み込んで観光ルートを設定しているという。暑さ対策の基本は、十分な水分補給、帽子、日焼け止め。そして何より「常識に従って行動すること」が、猛暑のイタリア旅行を楽しむための最善策だ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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