消防当局が悲鳴…「隣人のBBQで通報しないで」

■ようやくひと雨降り、猛暑も中休みというところだが、まだまだ山火事の起こりやすい状況から脱したとはいえない。消防当局にかかる負担は極めて大きく、注意が引き続き必要だ。しかし、過剰反応は消防署員たちを逆に苦しめることになる。「隣人のバーベキューで999番通報しないでほしい」と消防当局が異例の「お願い」をする事態になっている。「インディペンデント」紙(電子版)が報じた。

イングランドとウェールズでは8月14日夜、数百万人の携帯電話に「全国的に山火事のリスクが非常に高い」とする緊急警報が送られた。使い捨てバーベキューやたき火台、庭の焼却炉の使用、花火など、火災につながる行為を控えるよう呼びかけが行われた。今回の警報は携帯電話による緊急警報システムがこれまでで最も大規模に使用された例の一つとされている。

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しかし、その一方で消防当局が別の要請を行ったことも報じられた。近隣住民が庭でバーベキューをしているというだけで緊急通報999に電話をするケースが急増。サリー消防救助局では、「緊急事態や大量の煙を伴う火災がある場合にのみ999へ電話してほしい」と話し、庭でのバーベキューやたき火、キャンプファイアについては、緊急性がなければ対応できないと説明。グロスターシャー消防救助局も住民の警戒を評価しつつも、999通報は「生命、財産、環境への差し迫った危険がある真の緊急事態」に限るよう要請している。南ウェールズ消防救助局も、新たに発生した緊急事態のみ通報するよう呼びかけている。

南ウェールズでは山火事をめぐり14歳の少年4人が放火容疑で逮捕された後、保釈された。また、イングランド中部ウェスト・ミッドランズでは13日に、500エーカー以上に広がった山火事で19軒の住宅が焼失するなど、山火事関連のニュースは後をたたない。消防当局は火の取り扱いに最大限の注意を求めるとともに、消防署員たちを疲弊から守るために住民の協力が必要であると訴えている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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