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■ 第178話 ■日本史と世界史のマリアージュ

▶筆者はコロンブスが大航海に出た1492年以降、日本と主に欧米で起こった事象を左右並べて記録している。その表を見れば欧米と日本の相関関係は一目瞭然だ。歴史に偶然や奇跡はない。起こった事象には必ず理由がある。1543年、種子島に鉄砲を山ほど積んだポルトガル船が漂着したのも、その6年後にザビエルが日本にやって来たのも、幕末にペリーが浦賀に現れたのも全て必然。しかし日本史の教科書には鉄砲もザビエルもペリーも唐突に現れる。日本目線だけで見れば彼らはいつだって突然現れる。でも、それじゃ世界史視点の突然じゃない理由が全く見えて来ない。

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▶例えばザビエル。教科書にはキリスト教を広めるために戦国時代の日本にやってきた宣教師。何となく立派な人みたいな感じで習った記憶がある。イエズス会が発足したのは1534年のパリ。イグナチオ・ロヨラというスペイン人の聖職者を中心に創立された。この時ヨーロッパは宗教改革の真っ最中。ドイツ人マルティン・ルターが「免罪符なんか売っちゃダメ」などと書いた告発文を貼りだしてカトリック教会を激怒させたのが1517年。教会はルターを破門。ルターも「上等じゃ」と反発して両者激突。北部ドイツ諸侯を中心にルター派が拡大し近隣諸国にも飛び火。カトリックに抵抗した彼らはプロテスタントと呼ばれた。

ザビエル
またまた呼ばれたザビエルですが、何か?

▶イエズス会とはヨーロッパでカトリックが信者を激しく減らしている最中に誕生した組織。信者が減るってことは財源が減るってこと。ヨーロッパで市場が縮小するなら他を開拓したらいい。ロヨラはカトリックの聖職者だったけど元々は軍人。必然的にイエズス会は武闘派で、カトリック以外は全部異端。中南米先住民虐殺やエリザベス女王暗殺計画にも積極的に関与した。興味深い仮説が出ている。アメリカの歴史家ケヴィン・イングラムによるとロヨラやザビエルなどがコンベルソ(改宗ユダヤ人)だった可能性が高いという。事実なら彼らはカトリックの皮を被ったユダヤ人だったということになる。ザビエルが日本植民地化計画の先行偵察者だったとする説に異論なし。日本にとって聖人でも何でもない。

▶ペリーが日本に開国を迫った理由を今、歴史教科書が何と教えているのかは知らない。最近まで捕鯨船乗組員の保護と水や薪の補給ってのが定説だった。しかし今ではペリーの娘婿がユダヤ王ロスチャイルド家の大物代理人だったことが分かっている。イギリスからはこれまたロスチャイルド家代理人ジャーディン・マセソン商会やトマス・グラバーら死の商人が幕末の日本にやって来ていた。日本の歴史教科書は幕末期、英米仏ら列強諸国が日本に来ていたことを教えるが、そこにもう一つ、国境を持たない巨大勢力がいたことを教えない。ユダヤ資本家勢力だ。そしてその勢力によって英米いずれの政府も気付かないうちに彼らの最強海軍が都合よく利用されていた。

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▶ペリーが来てからわずか14年。幕府は大政奉還し、日本は立憲君主国となった。こんな未知の国体への変貌を成し遂げ、一気に近代化を進めた明治新政府。こりゃもう奇跡。でも歴史に奇跡はないのよ。世界史と同時進行で見なければ真の日本史は決して見えて来ない。もう一つ言えば、ロスチャイルド抜きに語る幕末明治は龍の絵に目を描き入れないが如し。これが筆者がしつこくユダヤ周辺を嗅ぎまわっている理由だ。無事、言い訳を終えたところで次号に続く。チャンネルはそのままだ。

週刊ジャーニー No.1300(2023年7月20日)掲載

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