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■ 第279話 ■ 他人の戦争は蜜の味 

▶日露戦争が始まった。戦争全体の詳細を書く気はない。だって詳しくないんだもの。「日本海海戦」だけを浅~く深読みする。ロシアのバルチック艦隊がやって来た。ロシアの艦船はほぼロシア製。迎え撃つ日本の連合艦隊。連合艦隊とは主力戦艦を集めた第一艦隊や、巡洋艦と水雷戦隊群である第二艦隊などが臨時に束ねられたもの。第一艦隊第一戦隊には旗艦「三笠」の他、「敷島」「富士」「朝日」など戦艦4艦が揃っていた。これらの戦艦4艦は全てイギリス製だ。三笠は「ヴィッカーズ」。「敷島」と「富士」は「テムズ鉄工所」。「朝日」は「ジョン・ブラウン」。他、第一艦隊所属の装甲巡洋艦2艦はイタリア製。通報艦「龍田」は英「アームストロング」製。防護巡洋艦4艦のうち2艦はアメリカ製で残り2艦は国産。 

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▶第2艦隊第2戦隊所属の装甲巡洋艦6艦は4艦が英「アームストロング」製。残り2艦はフランスとドイツ。第4戦隊の巡洋艦4艦の2艦「浪速」と「高千穂」は英「アームストロング」製だが日清戦争前に購入したもの。残り2艦は国産。第3艦隊の多くも日清戦争前に購入した旧式艦が多い。イギリス製が圧倒的だ。三笠を造った「ヴィッカーズ」は元々兵器製造企業。三笠はロスチャイルドが後ろ盾となってヴィッカーズに買わせた造船所が造った戦艦。建造費は305万円。実際にはポンド建てだった。案外安いな。違う。明治35年(1902年)の305万円だ。1902年の日本の国家予算は約2億5000万円。三笠だけで国家予算の約1.2%。戦艦購入費を用立てたのはロスチャイルドと次号で登場するロスチャイルドの腹心ジェイコブ・シフと言われている。さらに言えば「アームストロング」社のスポンサーもまたロスチャイルド。

東郷平八郎
連合艦隊司令長官のイケメン東郷平八郎ですが、何か?

▶こんな高価な戦艦が4艦、さらに装甲巡洋艦6艦がイギリスに発注された。戦争は海だけではない。小銃や機関銃を米独仏から買った。野戦砲、重砲などはイギリスのアームストロング社やアメリカから。火薬、弾薬、砲弾も国内の生産能力ではまかないきれず英米から大量購入。さらに冬季用の軍服や毛布、テント、衣料品なども海外から買った。戦争末期には弾薬不足が深刻化し、金と弾薬が飛び交った。満州の戦場に物資を運搬するための軍用鉄道の敷設には大量の機関車や貨車、レールが必要となりこれらは英米から購入した。欧米が懸念するロシアの南下政策阻止を日本がほぼ単独で引き受けた。もはや欧米各国は自分たちの清での利権を守るため、大借金しながら孤軍奮闘する日本を応援しつつ、同時に日本に軍艦から大砲、砲弾、軍服まで売りつけて大儲けしていたようにしか見えない。こんなんで仮に日本が勝ったら欧米各国は自らの血を一滴も流さず清に持つ利権は守られ、おまけに軍需産業界も投資家も大儲け。他人の戦争は蜜の味。そしてロスチャイルドらユダヤ人たちには更なる野望があった。


▶日本は欧米各国から莫大な買い物をした。しかし圧倒的に多くの受注を受けていたのはイギリスだ。各国商社の営業マンたちが日本で走り回っていただろうが、ユダヤ系イギリス商社の持つネットワークと情報量に他国の商社は太刀打ちできなかったということだろう。ってな辺りで次号に続く。チャンネルはそのままだ。

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週刊ジャーニー No.1401(2025年7月10日)掲載

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