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■ 第280話 ■日露戦争でボロ儲けしたヤツ 

▶ロスチャイルドと同家アメリカ最強の代理人ジェイコブ・シフが日本の艦船購入費を用立てた。シフ家はロスチャイルド家がフランクフルトのゲットーにいた時、ひとつ屋根の下で暮らしていた盟友。ほぼイギリス製の軍艦をズラリ揃えた日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を迎えた。1905年(明治38年)5月27日のことだ。バルチック艦隊の戦力は戦艦8、海防戦艦3、巡洋艦9、その他を入れて全38隻。迎え撃った日本は戦艦4、巡洋艦23、その他全108隻。わずか2日の間にロシア側は5割を超える21隻が沈没。被拿捕6、中立国による抑留6、戦死者約5,000、捕虜6,106名。一方の日本側の沈没は水雷艇3艇のみ。戦死者117。海戦史上類を見ないほどのワンサイドゲーム。不謹慎ながらロシアに同情したくさえなる。

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▶日本は日露戦争の半ば、戦争継続資金が底を突きかけていた。外債を買ってもらおうと高橋是清が欧米を奔走するもうまくいかなかった。高橋はロンドンでロスチャイルドに会おうとした。ところが当時、ロシア領内で巨大なバクー油田(現アゼルバイジャン)が見つかり、ロスチャイルドは利権を獲得。なのでロシアを刺激したくないロスチャイルドは代わりに高橋とシフとを引き会わせた。この時、ロシアではユダヤ人迫害「ポグロム」が激化。シフは日本にロシア打倒の夢を託した。そして日本政府が募集した外債1000万ポンドの半分をシフが、残り半分をユダヤ系銀行家が引き受けた。と、ここまではよ~く耳にする美談。ところが。

ジェイコブ・シフ
明治政府から勲一等旭日大綬章を授けられたジェイコブ・シフですが、何か?  

▶シフが日本の外債を引き受けた条件は年利6%、発行価格100ポンドにつき93ポンド10シリングで7年償還。担保は関税収入という日本にとって屈辱的な条件。さらにユダヤ人の真の狙いは日露戦争でロシアを負けさせ、混乱の中で革命を起こして一気に体制を変えさせる彼らのお家芸「レジームチェンジ(体制転換)」にあった。いわゆる「敗戦革命」だ。日本が負けても貸した金は時間をかけて回収すればよい。万が一、日本が勝ったらレーニンやトロツキーらユダヤ人革命家大喜び。事実、戦後はロシア革命、そしてレジームチェンジへと向かって行く。


▶よく聞くのは、海で陸で日本がロシア軍を圧倒していたにも関わらず、戦争を続ける資金も兵もなく和睦の道を選んだというお話。本当? ロシアは艦隊がほぼ消滅。陸戦でも押され気味で兵士の士気低下。国内では厭戦気分から革命の芽が育ち始めていた。追撃してとどめを刺すのが定石。なのにポーツマスで和睦。ロシア代表はやり手のウィッテ。日本からは小村寿太郎。ここにもシフ登場。シフはウィッテに「ポグロムやめるならロシア有利に運んだる」と耳打ち。米メディアはほぼユダヤの手中。そのメディアが一斉に「日本は戦争継続をチラつかせ、多額の賠償金と領土を要求している。強欲だ」と爆裂日本叩き。世界世論もロシア擁護に傾倒。日本は勝利したのに賠償金を諦め、莫大な借金だけが残った。日本がこの時の借金を返済し終わったのは約40年前の1986年のこと。シフは晩年「日露戦争が一番儲かった」と豪語した。そうとも知らず明治政府はシフに最高勲章、勲一等旭日大綬章を贈った。結局日露戦争でボロ儲けしたのは「彼ら」じゃん! と泣きながら次号に続く。チャンネルはそのままだ。

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週刊ジャーニー No.1402(2025年7月17日)掲載

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