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■ 第277話 ■眠れる獅子は爆睡子猫ちゃん⁉ 

▶日清戦争は日本の圧勝だった。明治天皇や首相伊藤博文は戦争に慎重だった。押し切ったのは外務大臣だった陸奥宗光らしい。陸奥は下関条約でも強硬姿勢を貫いた。この紀州出身の男、元は尊王攘夷派だったが坂本龍馬と出会って意気投合。海援隊や亀山社中に身を寄せるなど坂本と随分近い存在だった。幕末、大坂の英国公使館にいたアーネスト・サトウを訪ね王政復古等について意見交換した。サトウは英政府から日本に通訳として送り込まれた男だが、筆者の調べではユダヤ系だ。坂本が暗殺されると 「黒幕は紀州藩士の三浦休太郎だ」として海援隊同士ら15人と三浦が滞在していた京都油小路の旅籠を襲撃した。天満屋事件という。

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▶陸奥は明治17年(1884年)にロンドンに渡り、2年近く民主政治を学んで帰国。その後、政界入りし日清戦争開戦時には外務大臣になった。「坂本龍馬」「亀山社中」「アーネスト・サトウ」「ロンドン留学」。当欄を読んでいる人ならピンと来るキーワードのオンパレード。陸奥はなぜ日清戦争強硬論者だったのか。アヘン戦争に敗れたとは言え、この時まだ清は「眠れる獅子」として欧米列強から一目置かれていた。それが日本にボコボコにされたことで欧米は気づいた。「なんだ、獅子どころか図体のでかい子猫ちゃんじゃないか」と。そして子猫ちゃんは好き放題に分割された。しかし陸奥は日清戦争前から清が獅子ではなく子猫であることを知っていた可能性が高い。屈辱まみれの中国。この日から100年以上かけて真の「獅子」となる。

陸奥宗光
舌鋒鋭く「カミソリ大臣」と呼ばれた陸奥宗光ですが、何か?

▶第261話「繋がったウラジオ・長崎・上海」でも書いたが、ウラジオストクと上海は明治5年以降、長崎と海底ケーブルで繋がっていた。上海はユダヤ系の銀行や商社の巣窟。長崎の電信局にはユダヤ系通信社ロイターの社員が張り付き、欧州や上海から届く情報を解析していた。通信料が天ほど高く、海底ケーブルを使えるのはほんの一握り。日本も清も英仏独から最新鋭の軍艦を多数購入していた。取引には常にユダヤ系商社が暗躍していた。この時、ユダヤ系商社ほど豊富な情報を持ち、日清二国間の戦力を冷静かつ正確に分析していた者はいないと思われる。ユダヤ系商社は表向き英国籍だが、英国政府と全ての情報を共有していた訳ではなかった。彼らはロスチャイルド・ファミリーのサトウやグラバーらを媒介として坂本や陸奥らと濃密に繋がっていたのではないかと筆者は疑っている。疑うだけならタダだもの。


▶陸奥は「眠れる獅子」の陸軍や海軍の砲撃や操船の未熟さ、兵士の士気の低さなどのデータを事前に何者かからレクチャーされていた可能性がある。清はアヘン戦争後に結んだ不平等条約により多くの港を開けさせられていた。しかし辛うじて外国勢の内陸部への自由な出入りは禁じていた。英政府にしてもユダヤ系勢力にしても清の奥深くに入り込むことは長年の悲願だった。清が第二のインドになる。日本人は彼らの思惑に気づくことなく、日本のためと信じて莫大な戦費と人員を動員して清と戦いこれを破った。見事、彼らの悲願を叶えてやったことになる。そして次はユダヤ人を虐め続けるロシアがやって来る。がんばれニッポン‼ユダヤの日本あと押しは続く。妄想は楽しいぜってな辺りで次号に続く。チャンネルはそのままだ。

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週刊ジャーニー No.1399(2025年6月26日)掲載

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