■英政府による刑務所の早期釈放制度により、イングランドとウェールズでは10月1日朝、対象となる受刑者約700人が釈放される見通しとなった。この制度には見直しが加えられたものの、年末までには約2550人が刑務所を出るという。「スカイ・ニューズ」ほかが報じた。

英国の刑務所は現在、収容能力の97%まで埋まっており、男性刑務所で空いているスペースは約1500人分にとどまる。政府は過密状態を解消するため、既存施設の使われていない事務所や洗濯室、倉庫などを改修し、1100万ポンドを投じて新たな収容スペースを設ける計画を進める一方、早期釈放制度を推進することにも着手。
当初は9月2日から、19ヵ月以下の刑を受けた受刑者が刑期の3分の1を終えた時点で釈放される予定だったが、猛反発を受け、政府は見直しを実施。開始を1ヵ月遅らせたほか、強姦や児童への性的犯罪、グルーミング(未成年者や精神的に脆弱な若者をターゲットにし、性的な搾取や虐待、または犯罪行為に加担させることを目的に、犯人が事前に時間をかけて信頼関係を築いて犯罪におよぶ行為)などの罪による受刑者を制度の対象外とした。
アンディ・バーナム首相は、犯罪被害者が抱える「苦しみ」に耳を傾け、制度を変更したと説明している。10月13日には、19ヵ月超2年5ヵ月以下の刑を受けている約650人も釈放される予定だ。早期釈放は今後も段階的に進められるが、殺人、強姦、性犯罪など71種類の犯罪は対象外で、終身刑などの受刑者も除外されることになった。アレックス・ノリス司法相は、釈放は「自由」を意味するわけではなく、被害者の意見も踏まえて釈放後の行動制限を決めると強調している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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