もっともっと雨が必要!干ばつ改善されず

■英国では8月末から今月初めにかけて、2月初旬以来で最も雨の多い1週間となった。それでも、ウェールズ全域とイングランドの大部分では干ばつが続いており、水道各社は一部地域で実施しているホースによる散水禁止令の措置も継続している。

環境庁によると、8月28日から9月3日までの1週間の降水量は、イングランド南東部で26ミリ、中央部で48ミリに達した。気温が下がり、水の需要も減少しているものの、国家干ばつ対策グループは「ほとんどの貯水池で水量が減り続けている」としている。このため、10の水道会社の供給地域で実施されている一時的な使用制限や、環境庁による干ばつの指定状況に変更は見られていない。干ばつが解消されて通常の状態に戻るには、今後もまとまった雨が継続して降る必要があるという。

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9月に入ってからの雨量については、地域差も大きい。スコットランドの一部では、わずか7日間で9月の平均降水量の半分近くに達した。サウス・エアシャーのプレストウィックでは47ミリの雨が降り、これは月平均79ミリの59%に相当する。一方、イングランド南部やウェールズ南部では乾燥した地域が多く、イースト・サセックス、バッキンガムシャー、ワイト島の一部では1ミリ未満しか降っておらず、9月の平均降水量の1%にとどまっている。

今週はイングランドとウェールズでさらに雨の降る地域が広がる見込みで、南部では最大15ミリ程度の降水が予想される。スコットランドや北アイルランド、イングランド北部ではにわか雨と強風も見込まれ、スコットランド西部では強い風が吹く可能性がある。気温は今週、9月初旬の平年並みとなる17~21度前後。後半にはやや上昇し、南東部では25度前後まで上がる可能性が示唆されている。長期予報では、少なくとも今後1ヵ月、イングランドとウェールズで干ばつを和らげるほどの大雨は見込まれていない。待望の雨が降っても、干ばつからの回復には、まだ時間がかかりそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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