■ 英国では、間もなく新学年が始まる。この9月から、イングランドの学校制服に関する新たな法律が施行され、学校のロゴ入り制服は原則3点までに制限される。中学校・高校ではこれにネクタイを加えることが認められるが、政府は、保護者の負担が子ども1人当たり最大50ポンド(約1万円)減ると見込んでいる。各メディアが報じた。

マンチェスターの学校「コープ・アカデミー・ベルビュー」では、必須としてきたロゴ入り制服を7点から3点へと減らし、これにネクタイを加えることを通達。制服を買い揃えるのに昨年は平均100ポンド前後かかっていたが、今年は約54ポンドになる見込みだ。ロゴ入り指定でなければ、スーパーマーケットでより手頃な価格で制服が購入できることになり、3人の子どもを通わせる母親は「今年だけで70ポンド節約できる」と喜ぶ。
ただ、すべての家庭が恩恵を受けるわけではない。学校ごとに制服の規定が異なるためだ。ロンドンのある母親は、ロゴ入りのブレザーやシャツのほか、体育着などが依然として必須で、2人の息子の制服代だけで200ポンドを超えると話す。オックスフォードシャーの父親も、娘に7点のロゴ入り制服が必要で「200ポンドもかかり、負担が大きい」と訴えている。
政府の調査では、9月までに制服規定を変更する必要がある中等学校は約23%。一方、小学校の多くでは、すでにロゴ入り指定品の数を減らしている。例えば、マンチェスターのブロードハースト小学校では、指定されているのは制服のセーターなど最低限の品だけで、全体で13ポンド程度に抑えられている。この一方で、制服販売業者からは懸念も出ている。スーパーで変えるロゴなしの一般品は価格が安い一方、耐久性が低く、買い替える回数が増えて結果的に費用がかさむ可能性があるという。加えて、任意のロゴ入り商品の購入は新制度でも認められるため、学校間や家庭間で節約額の差が広がるとの指摘もある。教育当局は学校に規則を守るよう求め、従わない場合には教育相が法的措置を取ることも可能としているが、新ルールが徹底されるには時間を要すると指摘されている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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