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■ 第141話 ■地球温暖化、何かおかしくね?

▶ずっと疑問に思っていることがある。地球温暖化や気候変動に対する世界の潮流だ。かつて地球温暖化はCO2(二酸化炭素)の単独犯と言われていた気がする。ところが最近はCO2の他に水蒸気やメタン、一酸化二窒素、フロンといった共犯者がいて、これらをまとめて温室効果ガスと呼ぶらしい。この問題をどうにかしようってんで「脱炭素社会」や「カーボンニュートラル」という小難しい言葉が飛び交うようになった。日本政府は「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指す」と宣言しているらしい。えぇっと…、分からん。

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▶温室効果ガスを「全体として」ゼロにしてカーボンニュートラルってどういう日本語? 飛行機や電車、地下鉄、車に乗って旅行したり、暖房で暖まったりクーラーで涼んだりすると温室効果ガスが大量に排出されるのでこういった便利な文明はこの際捨てて原始的生活に戻り、全体的にゼロにしようぜってことではない。温室効果ガスはどうやっても出ちゃう。だったら温室効果ガスの排出量を減らし、他方では植林して森林を増やし温室効果ガスの吸収量を増やしたら「全体的に」プラマイゼロになるんじゃね? ということらしい。賢い人たちの国語と算数、机上ではいつだって完璧。

温室効果ガス
危機感煽るのに良い写真ですが、何か?

▶ロシアがウクライナに侵攻する前の2021年秋、既にイギリスではガス・電気代の著しい上昇が始まっていた。表向きの理由は2つ。2021年は例年より風が吹かず風力発電が不作。おまけに天候不良で太陽光発電も不作だった。再生可能エネルギーの切り札である風力や太陽光がそんな農業みたいに自然任せって、大丈夫か。さらにパンデミックから経済活動が復活し始めたことでも電力が不足したという。2021年に経済活動が段階的に再開したのは誰もが望んでいたことで想定内のこと。なのに電力が足りないと言うなら経済活動がフル復活したら一体どうなんの? 電気が足りないと危機感を煽りながら、一方では世界に何十億台もある四輪車を全部電気自動車に置き換えようとしている。一体誰がそんな莫大な電力を安定供給できるの? 結局、「ほらね、原発しかないでしょ」って方向に持って行くの?

▶筆者が最も理解できずにいるのはコロナが本格化した2020年のことだ。この年、パンデミックのため、世界中の旅客機が地上に降り、街を走る車は激減。工場の火は消え、世界はゴーストタウンと化した。人類は予期せずCO2や温室効果ガス排出を激減させる検証機会に恵まれた。さぞかし気温も下がっただろうと世界気象機関(WMO)の公開資料を見ると2020年の世界平均気温は14.9℃で、逆に観測史上3番目の高温だった。あんだけ世界中の人が引きこもったのに一体どうなってんの? なぜ2020年に気温が上昇したのか誰も教えてくれない。だから筆者は単独で暴走する。CO2や温室効果ガスと地球の温暖化、本当は関係ないんじゃないの? であれば仮に2050年にカーボンニュートラルの目標が達成できたとしても地球の温暖化は止まらない。ちっぽけな地球は壮大な天体が織り成す様々なサイクルの中にいる。地球は何かのサイクルのカレンダー通りに温暖化していると見るべきだ。誰も止めないことをいいことに自説をもっともらしく振りかざしてやったぜ。次号、その辺り少しだけ根拠を加えて知ったかぶりする。チャンネルはそのままだ。

参考:渡辺正著「『気候変動・脱炭素』14のウソ」他

週刊ジャーニー No.1261(2022年10月13日)掲載

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