ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
誰もが童心に返れる
V&A Museum of Childhood
地下鉄Bethnal Green駅から徒歩すぐ。世界のおもちゃやおもちゃの歴史がわかる「V&A Childhood Museum」に行ってきました。Victoria & Albert Museumの分館として、おもちゃや子供に関する展示品のために設立された博物館です。ハーフタームが始まったばかりの週末はあいにくのお天気。こんな日は室内で暖かく雨に濡れないミュージアムがピッタリです。
入口を入るとまず目に飛び込んでくるのが吹き抜けの高さと広々とした床一面に敷き詰められた見事なモザイク・タイル。そして、カラフルな絵本や雑貨が所狭しと並ぶショップ。
週末やハーフターム中は何かしらの子供向けイベントが開催されています。この日は紙のロケット作りが行われていました。
展示品はおもちゃ、おもちゃ、おもちゃ!
数千年前の木製の人形からピカチュウに至るまで、古代から現代、世界各国のおもちゃが展示されています。
日本のおもちゃもそこかしこにあり、子供から老人まで、皆が本当に楽しそうに展示品を見てまわっています。
おもちゃの少なかった時代に子供たちが『遊び』として行っていた見事な刺繍、手書きの本作りなど、正直なところ、「現代の子供たちももっとこういう遊びをしてくれたらいいのに…」と思ってしまいました。
展示スペースの合間に赤ちゃんが遊べるコーナーから、木馬やおままごとコーナーがあり、子供も見学するだけでなく、遊ぶことができて飽きません。
4月23日までボードゲームの歴史や種類を紹介したエキシビションも開催されています。ここでもボードゲームで遊べるコーナーがいくつかありました。
↑これは、日本のおもちゃメーカー「タカラトミー」が発売した「日本工芸版モノポリー ZIPANGU」。家を買うかわりに工房や百貨店を建て、日本の工芸品を広めて元気にするという趣旨のゲームで、監修は、コピーライターで、日本モノポリー協会の糸井重里会長! コマは中川政七商店による奈良の新郷土玩具「鹿コロコロ」をモチーフにしたコマがカワイイ!!
1日いても飽きないミュージアムです。ハーフタームに是非おでかけを!(編集部H)