自宅でゆっくり読書はいかが?
英国の偉人の物語5選
英国在住の皆さん、新型コロナの影響で無駄な外出は避けるよう呼びかけられている現在(3月17日)、自宅で過ごす時間も増えたと思います。暗いニュースに囲まれていると気持ちも滅入ってしまいます。これを機に久々のじっくり読書はいかがでしょう? ジャーニー編集部が過去に特集した英国の偉人の物語を5つ選んでみました。(編集部N)
下町生まれの激情型 国民画家ターナー
新型コロナの騒ぎで新20ポンド札の流通開始が遠い昔のことのように思われるのは私だけでしょうか? この20ポンド札の裏に描かれているのが英国の画家ターナーです。ターナーは若くして名声を手にしているのですが、彼の作品が抽象的になるにつれ、新聞の批評には「狂った男」という単語が踊るようになったのだそうです。その「狂った男」が20ポンド紙幣を飾っていると思うと、人の評価は面白いものだなと思います。ロンドン在住者としては、コベント・ガーデン生まれと聞くと急に親近感も湧いてきます。
ハワード・カーター ツタンカーメン発掘に生涯をかけた男
現在サーチ・ギャラリーで開催中のツタンカーメン展。残念ながらこちらも新型コロナの影響で休館となっており、鑑賞することはできません(涙)。こんな時はエジプトへの「時空をこえた旅」はいかがでしょう? 発掘当時無名だった英国人考古学者、ハワード・カーターの情熱の物語をお楽しみください。時をさかのぼること、約3300年前――。
救世主か、破壊者か―。鉄の女 マーガレット・サッチャー
国の困難を政治からはどう仕切っていくのか。連日のボリス・ジョンソン首相の対応を見ていると、そんな目で見ている自分に気づきます。そこで、首相つながりということでマーガレット・サッチャーの物語をぜひ。前編では首相になるまでを、後編では首相になって以降を追っています。
『クリミアの天使』と呼ばれた、改革の鬼フローレンス・ナイチンゲール
かねてより人材不足が問題視されてきたNHS(国民保健サービス)ですが、この状況の中で問題はさらに深刻化しています。英国で医療と言って思い浮かぶのは、ナイチンゲール。傷病兵と向き合い、男社会に立ち向かい、医療改革に挑んだナイチンゲールの物語をどうぞ。
英国繁栄の礎を築いた強運王 ヘンリー8世
英国史に名を残す人物と言って真っ先にあげられるのはこの人。ジャーニー編集部ではヘンリー8世およびその妻たちに関する動画も豊富ですので、こちらもおすすめです。
このほか、英国の偉人の物語はこちらからご覧いただけます。皆さま、健やかにお過ごしくださいませ。