超初心者向け・体験ルポ付 ロンドンでスケート・デビューを飾る!

サマセットハウスのアイスリンク
長く暗い冬を少しでも楽しく乗り切ろうと、人は古くからさまざまな工夫を試みてきた。 冬季スポーツはその好例で、スキーとならび、スケートは高い人気を誇る。 ニューヨークにあるロックフェラー・センターのスケートリンクは世界的に有名だが、 ここロンドンでも近年、スケートリンクを期間限定で設置する観光スポットが増えている。 今回は、12ヵ所の特設リンクをご紹介しつつ、滑りたいけど滑れない、 という超初心者がデビューにこぎつけるまでの体験ルポをあわせてお送りすることにしたい。

●征くシリーズ●取材・執筆/本誌編集部

始まりは、冬の便利な移動手段

スケートの歴史は存外長い。
オックスフォード大学の研究チームによると、フィンランド南部で3000年ほど前に、スケートらしいものが行われていたことが認められたという。足の裏に平らな骨をくくりつけただけのいでたちで、スケートというよりは、単に氷の上をするすると動いていく程度のものだったとされている。
3000年前といえば、紀元前10世紀頃。中近東では、イスラエル統一王国でダヴィデ王が即位し、エジプトでは第21王朝が権勢をふるい、遠く日本では縄文時代が終わりを迎えつつあり、弥生時代が訪れようとしていた時期という。
当時のフィンランドの文化水準にもよるが、娯楽のためではなく、凍った湖や川でより速く移動するために考案されたと見るのが自然だと思われる。「必要は発明の母」の言葉どおり、スケートは実用性を求める日々の暮らしの中で生まれたと見て良さそうだ。
靴の底に金属(最初は板状のもの)をつけることが考え出されたのは13世紀から14世紀にかけてのこと。場所はオランダであった。イングランドには、そのオランダから17世紀にスケートが『輸入』された。1688年の名誉革命で王位を追われたジェームズ2世が、一時的に亡命したのがオランダだったことによるとする説が有力だ。
スケートはイングランドのみならず、英国各地に広がった。1740年代には、エディンバラで初の「スケーティング・クラブ」が発足した記録が残っている。当時は、今よりはるかに冬の寒さが厳しく、池や湖はもちろん、イングランドでもテムズ河が凍るほどだった。ちなみに、凍ったテムズ河の上では、食べ物の屋台や店が並ぶ「フロスト・フェアFrost Fair」なるものが催され、娯楽が少ない極寒の時期のイベントとして大いに賑わった。
冬の移動手段として生まれたはずのスケートだが、やがて、娯楽、そしてスポーツとして発展し始める。まずはスピードを競うレースが各地で行われ、村や町同士が対抗レースを開催したり、地域の中で大会が開かれたりし、靴底の金属の形も、よりスピードが出るように試行錯誤が重ねられた。さらに、18世紀後半にはフィギュア・スケートも派生。これ以降、スポーツとしてのスケートは、スピード・スケートとフィギュア・スケートに分かれて発達を遂げる一方、アイス・ホッケーやカーリングなどのゲームも考案されるようになっていく。
イングランドでは1879年に、世界にさきがけて「ナショナル・スケーティング・アソシエーション」という国家規模の組織が誕生。また、1892年にはオランダで「インターナショナル・スケーティング・ユニオン」が発足し、1924年には第1回冬季オリンピックが開催されるに至ったのだった。
さて、冬のスポーツとして多くの人に愛されるスケートだが、歩いたり走ったりするのとは異なり、滑れるようになるには少々(人によっては、かなりの)練習が必要。今号では、超初心者だった筆者が特設リンクで、なんとか他の人に迷惑をかけない程度に滑れるようになるまでの体験ルポを独断でお送りすることにした。期間限定で設置されるスケートリンクは、近年、冬のロンドンの風物詩となった感がある。12ヵ所の特設リンクの基本情報もあわせて掲載するのでご活用いただきたい。では、滑れる人も滑れない人も、良い冬を!

超初心者向け!

特設アイスリンクでのデビューまでの道

エディンバラ・スケーティング・クラブのメンバーの姿を描いた絵画(ヘンリー・レイバーンHenry Raeburn作、 1790年代)
●思い起こせば3年前に、日本から来た友人を連れてクリスマス直後のロンドンを案内した際、立ち寄った自然史博物館にて、その前庭に設置されたスケートリンクで、楽しそうに滑る人々の姿を見てうらやましく思ったことが今回の企画の発端だ。英語の壁もあり、また、どこでレッスンを受ければいいのかも分からず、いたずらに2年がたってしまったが、3年目の正直とばかりに一念発起、個人レッスンを受けるべくリサーチから始めた。
●ロンドンの日本人社会で、筆者ほどの超初心者がどれほどおられるかは分からないが、念願の自然史博物館のスケートリンク・デビューを果たすまでを、勝手に書き記してみたい。
●ロンドンで季節限定のスケートリンクがオープンするのは11月半ば/下旬から、通常、1月の初旬まで。とりあえず、レッスンの期間を2ヵ月と見積もり、9月からレッスンを受けることにした。


ステップ その1 まず、場所を決める!

ロンドン市内には、1年を通じて(もちろん夏でも!)レッスンを受けられるアイス・スケートリンクがいくつかある。主な4ヵ所を下に挙げてみたので、自宅から、あるいは職場からのアクセスを考えて、通いやすいところを選ぶことをお薦めする。通うのがいやになったら、簡単に挫折してしまいそうなので、ここは慎重に。もし、候補が複数あれば、できることなら実際に行ってみて、スケートリンクとその関連設備の様子、およびまわりの環境などを比較して気に入ったリンクを選べばいいだろう。

ステップ その2 レッスンの形態を選ぶ!

個人レッスンを受けるか、グループ・レッスンにするかを決める。各リンクのオープン時間(一般滑走の時間)を確認することも忘れずに。個人レッスンは通常、この一般滑走の時間内に行われる。一方、グループ・レッスンの場合は、平日に一般滑走が終わってから行われることが少なくなく、仕事帰りに参加しやすい時間設定になっているケースが多いようだ。なお、レッスンの際、別途、リンクへの入場料を支払う必要があることを覚えておきたい。

個人レッスンの場合…15分で10ポンド、30分で20~25ポンドが相場。グループ・レッスンより割高だが、自分のペースで習うことができるのは、やはり魅力的。それぞれのリンクで教えるコーチたちは、原則として「自営業」(リンク所属ではないことが普通)。それぞれに連絡をとり、予約・支払いを行うことになる。5回レッスンなど、まとめて前払いすると割引してもらえるケースもあるので交渉を。ただ、コーチとの相性もあるので、1回目は「トライアル」とさせてもらい、複数回の約束をいきなり取り付けるのは避けたほうがいいかもしれない。

グループ・レッスンの場合…料金は個人レッスンの半分程度。ワンターム6回(6週)程度のコースが一般的(レベルが進むにつれ、別のグループに加わることになる)。タームの途中では原則として参加できない、用事でいけない回があっても先に進んでしまうなどがマイナス点か。一方、グループで顔見知りができて、通うのが楽しくなる可能性もある。

ステップ その3 練習する!

グループ・レッスンのあと、個人で残って練習できないケースもあるが(アイス・ホッケーのチームやスケート選手の練習などが始まり、追い出されてしまうため)、例えば30分習ったら、その後、1時間練習することを目安にするといいとのこと。ただ、ムリは禁物。足が疲れてくると、転びやすくなる…!

筆者は、歴史的建造物としても知られる、アレグザンドラ・パレス(英語での発音は「アレグザンドラ」と濁る)=写真上=での個人レッスンを選択。ウェブサイトを見て「直感」で選んだ、ローズィー・ヴァン・ソマレンさんについて習うことにした。
どのレベルまでいけば、下記で紹介するようなアイスリンクに立てるか、とたずねたところ「自分で止まれるようになれば」との答え。初心者向けの「上達度チェック表」(レベル10まであり)では、「自分で正しく止まる」はレベル2。もちろん個人差があるが、5回の個人レッスンで、レベル3程度までいく人が多いとのことだった。

2ヵ月半後―。明るく、教え方も丁寧で根気強いローズィーさんのおかげで、なんとかレベル2を終了。いよいよ、自然史博物館アイスリンクのセッションをオンラインで予約し、「デビュー」の日を迎えたのだった。
12月某日。結果は…写真のとおり(美しい滑りとは、とてもいえないものの)、なんとか他の人を巻き込んで転んだりすることもなく、「デビュー」の目的達成!
だが、当日は気温がかなり高く、氷がとけてリンクが水浸し。着替えを持ってくることなど念頭になく、転ばないかとドキドキし、異常に緊張したが、無事にセッションを終えることができてひと安心。
もっと練習して、1年後には自信をもって滑れるようになって戻ってこよう!と密かに誓ったのだった。

6歳でスケートをスタート、10歳から競技のために真剣に滑り始めたというローズィー(Rosie Van Someren)さん。16歳の時に「Intermediate Ladies Solo Dance Championships」で優勝した経験を持つ。
連絡先はTel: 07950-633-566。
今までの生徒さんは、3歳から78歳までと幅広い。なお、生徒のひとりルイーザ・スターブちゃん(10歳)=写真でローズィーさんと一緒に写っている=は、週1のレッスンを受け始めて18ヵ月とのこと。18ヵ月後に筆者がここまで滑れるようになっているとは、とても思えない…! が、焦らず、マイペースで練習をこころがけることにしよう。

アレグザンドラ・パレス・アイスリンク Alexandra Palace Ice Rink

Alexandra Palace Way, London N22 7AY

最寄:ヴィクトリア線のハイベリー&イズリントン駅Highbury & Islingtonでナショナル・レールのGreat Northernに乗り換え、所要14分のアレグザンドラ・パレス駅Alexandra Palace(徒歩10分)
または、ピカデリー線ウッド・グリーン駅Wood GreenでバスW3(フィンズベリー・パーク駅方面行き)に乗り換えて12分
Tel: 020-8365-4386
www.alexandrapalace.com/ice-rink

南のクリスタル・パレスに対し、北に建設されたのがこのアレグザンドラ・パレス。1873年に完成したあと火事で大きなダメージをうけるも、1875に再建された。「People's Palace」をモットーとし、コンサートや各種エキシビション、イベントなども開催される(イベント当日には、ウッド・グリーン駅とのあいだを結ぶ無料バスが運行されることもある)。通称「Ally Pally(アリ・パリ)」。

クイーンズ・アイス・アンド・ボウル Queens Ice And Bowl

17 Queensway, Bayswater, London W2 4QP

最寄:地下鉄クイーンズウェイ駅Queensway(徒歩2分)、またはベイズウォーター駅Bayswater(徒歩5分)
Tel: 020-7229-0172
www.queensiceandbowl.co.uk

ロンドン中心部にあり、利便性でいえばピカイチ。アイス・スケートリンクに加え、ボーリング、カラオケまでできてしまうレジャー・センター。ただ(場所のよさを考えると当然ともいえるが)、スケートリンクはあまり広くない。

リー・ヴァレー・アイス・センター Lee Valley Ice Centre

Lea Bridge Road, Leyton, London E10 7QL

最寄:オーバーグラウンドのリヴァプール・ストリート駅Liverpool Streetから所要11分のクラプトン駅Clapton(徒歩10分)
あるいはエンジェル駅Angelよりバス56番で25分
Tel: 020-8533-3154
www.visitleevalley.org.uk/go/iceskating

カヌー、カヤックをはじめとするウォーター・スポーツ、ホッケー、乗馬、アイス・スケーティング、テニス、サイクリング、ゴルフなど、様々なスポーツ施設が広大な敷地に集う、一大複合スポーツ・センター。2012年のロンドン・オリンピックでも、複数の競技の会場となった。

ストレッタム・アイス Streatham Ice

390 Streatham High Rd, London SW16 6HX

最寄:地下鉄エレファント&キャスル駅から徒歩10分のところにある、オーバーグラウンドのエレファント&キャスル駅からThameslinkで所要17分のストレッタム駅Streatham(徒歩5分)
Tel: 020-8677-5758
www.better.org.uk/leisure/streatham-ice

ロンドンを含む複数の自治体の委託で、図書館やジムを運営する組織「GLL」が「Better」の名で展開する施設のひとつ。スウィンドン駅Swindonが最寄のリンク・センターLink Centre(Whitehill Way, Westlea, Swindon SN5 7DL, Tel: 01793-877-323, www.better.org.uk/leisure/link-centre-ice-rink)もある。

ロンドンの鉛色の空も冷たい風もへっちゃら!
アイス・スケートに連れてって!!

金融街シティで滑りたいなら!

ブロードゲイト・アイスリンク
Broadgate Ice Rink

シティのど真ん中で滑ることができるリンク。約30年前から毎年、ブロードゲイト・サークルに期間限定でリンクが設置されるのが恒例となっていたが、2年前にエクスチェンジ・スクエアに移った。新しいリンクが多い中にあっては、『老舗』といえる。

期間: 11月16日~2016年2月25日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~10pm
料金: 大人£13(貸し靴料込み) 子供(4~13歳)£9
セッションの長さ: 1時間
荷物預かり: ロッカーあり、35センチ×30センチ×45センチ £1(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: Exchange Square, Moorgate, EC2A 2BQ
最寄駅: Liverpool St
問い合わせ: 0845-653-1424
www.broadgate.co.uk/ice-rink-london
ドックランドの摩天楼を眺めながら!

カナリーウォーフ・アイスリンク
Canary Wharf Ice Rink

ドックランドのシンボルである、カナリーウォーフの「ふもと」で滑ることができるリンク。会社帰りに同僚たちと行ってみるのもよさそう。ただし、くれぐれも酔っ払った状態で滑らないように!

期間: 10月31日~2016年2月27日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 9am~9pm
料金: 大人£14.95(貸し靴料込み) 子供(4~12歳)£9.95
セッションの長さ: 1時間
荷物預かり: ロッカーあり、£1(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: Canada Square, Canary Wharf, E14 5AB
最寄駅: Canary Wharf
問い合わせ: 0845-653-1431
www.icerinkcanarywharf.co.uk
夜の大観覧車の美しさにうっとり!

アイスケート(ロンドンアイ)
Eyeskate

今やロンドン屈指の観光ポイントとなったロンドンアイの前で滑ることができるリンク。ロンドンアイに乗らなくても利用できるが、ロンドンアイとセットになったお得なパッケージもあるので、ウェブサイトでご確認を。

期間: 11月14日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~9pm
料金: 大人£9.45~(時間帯によって異なる、貸し靴料込み) 子供(4~15歳)£6.75~
セッションの長さ: 45分
荷物預かり: 特別には用意されていないが、スケートシューズを借りて、自分の靴を預ける際に小さい荷物ならいっしょに預けることは可能。
場所: London Eye, South Bank, SE1 7PB
最寄駅: Waterloo / Embankment
問い合わせ: 0871-781-3000
ヘンリー8世ゆかりの宮殿で!

ハンプトンコート・パレス・アイスリンク
Hampton Court Palace Ice Rink

ロンドン郊外にある、ヘンリー8世ゆかりのハンプトンコート宮殿に設置されたリンク。16世紀に建てられ、様々な歴史を秘めた(幽霊が出ることでも有名!)ハンプトンコート宮殿の見学も兼ねて出かけては?

期間: 11月20日~2016年1月4日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 11am~10pm(土・日は10am~)
料金: 大人£11.50~(時間帯によって異なる、貸し靴料込み) 子供(8~16歳)£9 ~
セッションの長さ: 1時間
荷物預かり: クロークルームあり、荷物2つまで£1
場所: Surrey, KT8 9AU
最寄駅: Hampton Court(ウォータールー駅より)
問い合わせ: 02920-230130
http://hamptoncourtpalaceicerink.co.uk/
クリスマス・マーケットをのぞきつつ!

ハイドパーク・ウィンター・ワンダーランド
Hyde Park Winter Wonderland

© S Frak
クリスマス前からハイドパークにオープンするウィンター・ワンダーランドは、クリスマス・マーケットとミニ遊園地を足したような空間。この中に設置されたスケートリンクで滑れば、クリスマス気分もさらにアップ。

期間: 11月20日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~10pm
料金: 大人£10.50(貸し靴料込み) 子供(12歳未満)£8.50
セッションの長さ: 50分
荷物預かり: ロッカーあり、荷物1つにつき£1
場所: Hyde Park, W2 2UH
最寄駅: Green Park / Hyde Park Corner
http://hydeparkwinterwonderland.com/
名高いフットボール競技場の前で!

アイス・スケーティング アット・ウェンブリーパーク
Ice Skating at Wembley Park

特徴あるアーチが目印のフットボール(サッカー)の聖地、ウェンブリー・スタジアムの前に設置されたリンク。そばにはミニ遊園地、アウトレット・ショッピング・センターもある。

期間: 11月20日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 11am~9pm
料金: 大人£7~(貸し靴料込み、時間帯によって異なる) 子供(12歳未満)£5.50~
セッションの長さ: 45分
荷物預かり: ロッカーあり、£2(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: Wembley Park Boulevard, Wembley, HA9 0QL
最寄駅: Wembley Park / Wembley Central
問い合わせ: 020-3780-8666
壮麗さで知られる博物館をバックに!

自然史博物館アイスリンク
Natural History Museum Ice Rink

ロンドンにある歴史的建造物の中でも屈指の美しさを誇る自然史博物館。その前庭に設置されたリンク中央には、スワロフスキー提供のきらびやかなツリーが輝く。サマセット・ハウスとともに、人気の高いリンクでひと滑りしては?

期間: 10月29日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 11am~9pm
料金: 大人£15.95(貸し靴料込み) 子供(12歳未満)£11
セッションの長さ: 50分
荷物預かり: クロークルームあり、荷物1つにつき£2(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: Cromwell Road, South Kensington, SW7 5BD
最寄駅: South Kensington
問い合わせ: 0844-847-1576
www.nhm.ac.uk/visit/exhibitions/ice-rink.html
クリスマス当日の朝もオープン!

JW3アイスリンク
JW3 Ice Rink

ウェストハムステッドのフィンチリー・ロード沿いにあるリンク。クリスマス当日の午前中も滑れるので、昼食時から延々と続くと思われる飽食の日々を前に、運動のために出かけてみるのもよさそう。

期間: 12月5日~2016年1月10日 ※12月25日と1月1日の午後は休業
時間: 毎日 11am~9pm
料金: 大人£12(貸し靴料込み) 子供(15歳未満)£7.50~
セッションの長さ: 50分
荷物預かり: ロッカーあり、£1(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: 341-351 Finchley Road, NW3 6ET
最寄駅: Finchley Road / Finchley Road & Frognal
問い合わせ: 020-7433-8988
www.jw3.org.uk
英国史に思いをはせながら!

ロンドン塔アイスリンク
Tower of London Ice Rink

英国史を語る上で欠かせない存在である、ロンドン塔の敷地内に設置されたリンク。ここで命を落とした歴史上の著名な人物たちに見守られながら滑るのは、とってもスリリング!? リンクからはシャードの雄姿を眺めることもできる。

期間: 11月20日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~10pm
料金: 大人£14(貸し靴料込み) 子供(8~16歳)£10
セッションの長さ: 1時間
荷物預かり: クロークルームあり、荷物2つにつき£1
場所: EC3N 4AB
最寄駅: Tower Hill
問い合わせ: 02920-230130
巨大ショッピング・センター内で!

ウェストフィールド・ロンドン・アイスリンク
Westfield London Ice Rink

シェパーズブッシュのウェストフィールド内に設置された屋内リンク。買い物の合間に、あるいは、買い物に飽きた子供たちのご機嫌をとるために(?)活用したい。

期間: 11月19日~2016年1月3日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~ 終了時間は日によって異なる
料金: 大人£10~(時間帯によって異なる、貸し靴料込み) 子供(4~12歳)£8~
セッションの長さ:30分
荷物預かり:ロッカーあり、荷物1つにつき£1
場所: Ariel Way, W12 7GF
最寄駅: Shepherd’s Bush / White City
問い合わせ: 020-3371-2300
東ロンドンのヴィクトリア・パーク内で!

ウィンターヴィル
Winterville

東ロンドンにある、住民の憩いの場、ヴィクトリア・パークに設置されたリンク。今年で2年目。ミニ遊園地、マーケット、サンタのグロット(サンタに会える洞窟)なども併設。

期間: 11月26日~12月23日
時間: 月-金 3pm~8pm(12月21日からは11am~) 土・日11am~8pm
料金: 大人£7~(時間帯によって異なる、貸し靴料込み) 子供(12歳以下)£5.50~
セッションの長さ: 45分
荷物預かり: ロッカーあり、荷物1つにつき£2
場所: Grove Road, Victoria Park, E3 5TB
最寄駅: Mile End
問い合わせ: 0844-824-4824
http://winterville.co.uk/attractions/ice-rink
ロンドンで一番ロマンチックなリンク!

スケート・アット・サマセットハウス
Skate at Somerset House

18世紀に建てられたサマセット・ハウスの中庭に設置されたリンク。スケート・セッションの前後に、フォートナム&メイソンの特設カフェでシャンパンやアフタヌーンティーとしゃれ込むのもステキ。

期間: 11月18日~2016年1月10日 ※12月25日は休業
時間: 毎日 10am~9:15pm
料金: 大人£14.60(貸し靴料込み) 子供(12歳未満)£10.10
セッションの長さ: 1時間
荷物預かり: ロッカーあり、荷物2つにつき£1(使用できるのは1セッションのあいだのみ)
場所: Strand, WC2R 1LA
最寄駅: Temple / Covent Garden
問い合わせ: 0844-847-1520
www.somersethouse.org.uk/ice-rink

アイス・スケートリンク実際に行ってみよう!と思ったら…

①まずは予約

どのリンクも1セッションごとにリンク上に出る利用者の数に上限を設けている。もちろん、チケットにあきがあれば現地に着いてから申し込んでもOKだが、サマセット・ハウスや自然史博物館など、人気の高いところは完売のセッションが少なくない(特に土曜日の午後の競争率が高い)。ガッカリしないためにも早めにご予約を。

②指定された時間にリンクへ

© Wolfgang Sauber(左) © Daderot(右)

スケート・シューズも様変わり! 左端は、骨を靴にくくりつけたタイプ。中央は、19世紀のオランダで使用されていた「刃」。右端は現在のスケート・シューズ(貸し靴もどんどん進化中)。
スケート・シューズは貸し靴を利用する人がほとんどなので、窓口は込み合う。リンクによってはセッション開始前40分、あるいは30分前に来るように指定されている。なお、幼い子供連れの場合、最も小さい貸し靴のサイズを事前に確認しておきたい。

③雨でもリファンドなし

今年の冬は雨がちで暖冬、とリンク主催者泣かせ。しかし、よほどのことがない限り、セッションは中止にならない(リファンドもされない)ので注意が必要。

④気温が高い時は着替え持参で

気温が高いと、氷がとけてリンクは水びたし…。そんなところで転ぶと悲惨! (転ばない自信がある人は別だが)10℃を超える日に滑る際には、念のため、着替え持参で行くと安心。

⑤暖かくても手袋着用を

リンクでは、様々なレベルの人が同時に滑ることになる。万一転んで手をついた時に、第三者のスケート・シューズでケガをする可能性もある。手袋不要の気温でも、厚手の手袋を着用することお薦めする。

⑥スマホでの撮影は控えめに

大きなカメラをリンク内に持ち込むことは禁止されていることが多いが、スマホや小さなデジカメ程度なら大丈夫。ただ、込み合っているリンク上でセルフィーに夢中になるあまり他の人の迷惑にならないように!

週刊ジャーニー No.912(2015年12月17日)掲載