WebDesigner フレディ・マーキュリー 衣装で見る変身ヒストリー ブリティッシュ・ロックバンド、クイーン。クイーンといえば、その音楽はもちろんのこと、奇抜なフレディの衣装(彼は笑われることも意識してやっていたらしい)やルックスの変化もかなり印象的だった。華麗なる貴公子から、ヒゲ・マッチョのおじさんにまで、艶やかに変身したフレディの衣装の変貌(ほんの一部)を追ってみよう。 Special Thanks to: Phil Symes, Richard Gray●Great Britons●取材・執筆/内園 香奈枝・本誌編集部 ①まるで、ベルばら、王子様 「シラサギ・ルック」 Courtesy EMI Photo Archive 【1975年ごろ】白いたっぷりとしたドレープがついた華麗なひらひら衣装。1972年から大流行した「ベルサイユのばら」に出てきそうだ。黒マニキュア、長髪、長身、細身の白馬の王子様のようなルックスに、日本人女子は熱狂。クイーンはアイドルだったのだ。 ②ボディラインくっきり 「バレエ・タイツ」 By Neal Preston © Queen Productions Ltd 【1976年ごろ】体のラインがはっきりと分かるピッチリタイツ。銀、白、ダイヤ柄、黒と様々なバリエーションもとりそろえており、バレエ好きだった彼らしい衣装。見てはいけないものを見てしまったというべきか、官能的で美しいというべきか…。 ③ゲイ路線へ? 「黒レザー」 By Neal Preston © Queen Productions Ltd 【1979年ごろ】このころからマッチョ路線になるフレディ。黒のレザーの帽子、ピッタリとしたパンツがセクシーだ。まだ髭は生やしだしていなかったが、彼のゲイ嗜好が表れだした一着といえよう。 ④登場! ヒゲ・マッチョ姿 「ランニング」 By Neal Preston © Queen Productions Ltd 【1985年ごろ】ヒゲ、ランニングにマッチョなこの姿がフレディの定番イメージの人は多いだろう。エイズや死のことを気にせず、彼が自由に生きていた時代の姿ともいえるかもしれない。ただ、初期に王子様として彼を愛していた多くの女性たちには、このヒゲのおじさんと化したフレディはショックであった…。 ⑤王者の貫禄 「黄ジャケット」 By Denis O’Regan © Queen Productions Ltd 【1986年ごろ】ラスト・ツアーのこのジャケット姿は、すっかり大きなスタジアムの似合うライブ・バンドに成長した風格が現れている。この衣装に、天に向け片腕を上げた姿は、銅像などのポーズとしてもおなじみだ。 ⑥厚いメイクで病気を隠した 「道化師」 By Simon Fowler, © Queen Productions Ltd 【1991年ごろ】彼の晩年のプロモーション・ビデオ撮影での衣装。かなり病状が悪化しており、休み休み撮影していたそうだ。少しでも元気にみせるために、カツラを付け、彼が大好きなライザ・ミネリをイメージした厚いメイクをした。茶目っ気たっぷりに演じる姿は愛しく、しかし切なくもある。 他の英国の偉人を読む 週刊ジャーニー No.572(2009年4月30日)掲載 Online Journey 関連記事 フレディ・マーキュリーの生涯をたどる | Anyway the wind blows... ロンドンの「フレディ詣で」に出かけよう! その他の記事 「未踏の地」を追い求めた男 キャプテン・クック【後編】 「未踏の地」を追い求めた男 キャプテン・クック【前編】 うぬぼれ屋か天才か 19世紀の大建築家 ジョン・ナッシュ 後編 うぬぼれ屋か天才か 19世紀の大建築家 ジョン・ナッシュ 前編 天然痘を制圧せよ ワクチン誕生物語 エドワード・ジェンナー 後編 天然痘を制圧せよ ワクチン誕生物語 エドワード・ジェンナー 前編 銃殺された戦場のナース イーデス・カヴェル 後編 銃殺された戦場のナース イーデス・カヴェル 中編 銃殺された戦場のナース イーデス・カヴェル 前編 映画を知りすぎていた男 アルフレッド・ヒッチコック 心優しい才人? それともロリコン?不思議の国の住人 ルイス・キャロル 後編 心優しい才人? それともロリコン?不思議の国の住人 ルイス・キャロル 前編 東西の融合をめざした陶芸家 バーナード・リーチ 後編 東西の融合をめざした陶芸家 バーナード・リーチ 前編 神に挑んだ男 チャールズ・ダーウィン 後編