ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

夜のエミレーツ・スタジアム&絶品西安料理

サッカーの試合日となると、人であふれるアーセナルのホームであるエミレーツ・スタジアム。試合のない日はひっそりと静まりかえりながらも、その姿は威容を誇っています。特に静かな日曜の夜6時頃、今回初めて足を止める機会があったので、スタジアムの周囲をぶらぶらしてみました。

人影はまばらだったものの、スタジアムをバックにセルフィーを撮る人、通りからスタジアムへと上がる大階段を利用してランニングに励む人などの姿が見られました。

スタジアムの周囲には、歴代選手の銅像が点在しています。こちらの躍動感あふれる銅像は2006年までアーセナルに所属し、イングランドサッカー殿堂(English Football Hall of Fame)に名前を連ねるオランダ人元選手、デニス・ベルカンプ氏のもの。

こちらのひざまずく銅像はフランス出身の得点王、ティエリ・アンリ元選手。他にも、1800年代後半に選手としてイングランドで活躍し、1925-1934年までアーセナルの監督を務めたハーバート・チャップマン氏の銅像、ロンドン出身で1983-2002年までアーセナル一筋でプレーし、同クラブの黄金期を支えたトニー・アダムス氏などの銅像が立てられています。

ティエリ・アンリ元選手の銅像の近くには、歴代チームの集合写真が合成されつなげられた巨大な集合写真が飾られています。2001年にアーセナルに所属した稲本潤一選手を発見!初々しい少年のような表情で一際目立っていました。

サッカー・ファンならご存知でしょうが、アーセナルのロゴ・マークには、なぜ大砲が描かれているか皆さんはご存知ですか?それは、チームのはじまりが、武器や弾薬をはじめとする軍需品を製造し、貯蔵するための軍需工場の労働者によって作られたチームだったからだそうです。アーセナルの「Gunners(ガナーズ)」という愛称や、ロゴの大砲、スタジアム前に設置された大砲のレプリカも、そんな歴史に基づいています。

さて、実は今回エミレーツ・スタジアムを訪れたそもそもの目的は、スタジアムの大階段の目の前にある中華料理レストラン「西安印象 Xi'an Impression」に行くためでした。このレストラン、テイクアウェイ・ショップほどの小さく簡素な佇まいでありながら、タウン情報誌「タイムアウト ロンドン」「ガーディアン」をはじめとする各メディアに取り上げられ、味は★★★★、値段はひとつ£と、かなりの高評価を得ているレストランなんです。
店名のとおり、兵馬俑(英語ではTerracotta Armyと呼ばれる)で有名な秦の始皇帝の陵墓があり、シルクロードの起点でもある中国の古都、西安の屋台や食堂で愛されている料理を提供しています。

どろどろのあんかけやギトギトの春巻きなどの“ロンドン中華”とは一線を画し、日本の中華料理屋とも異なる、まさに“本場の味”が味わえるレストラン。店内は20席ほどしかなく、メニューにお酒はなし(持ち込み可)。日曜の午後5時台と、夕食にはまだ少し早い時間でしたが、店内はお酒を持ち込みゆっくり料理を味わう英国人グループ、若い中国人留学生風のグループ、ひとりで来店し名物の汁なし麺をささっと食べささっと帰る英国人などであふれていました。
私たち4人が注文したのは、幅広の手打ち麺が絶品の「西安biangbiang油泼面(Xi'an biangbiang noodle)」、非常に辛い「牛肉酸辣粉(サツマイモの澱粉でできた麺料理、写真上)」、西安のストリート・フードの代表格とも言えるお焼きに挟まれたバーガー「Xi'an pork burger」、卵チャーハン(3.80ポンド!)、「糖酢排骨(ポークリブ)」、ワンタンスープ。中国在住経験のある筆者をも唸らせる味わいでした。辛いメニューが多めですが、辛くないジャージャン麺や牛肉麺、汁物、水餃子、バーガーも辛いものと辛くないものがあります。エミレーツ・スタジアムと合わせて是非足をお運びを。ただし、試合のある日はかなりの混雑が見込まれますので要注意!(編集部H)

Emirates Stadium
Hornsey Rd, London N7 7AJ

西安印象 Xi'an Impression
117 Benwell Rd, London N7 7BW

※情報は2017年11月30日現在

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