ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

ロンドン郊外で羊が突進してきた話

9月21日号でご紹介したヘンリー・ムーア、スタジオズ&ガーデンズは、ムーア作品が野外スペースに点在し、運がよければ草をはむ羊と彫刻のコラボレーションを見ることができるおすすめの場所です。編集部が散策している途中でも、庭園の整備をされていたスタッフの方が「今、奥の彫刻の周りに羊が集まっているよ!」と教えてくださり、足早に向かってみると、見つけることができました。
さてここでは、取材中に起こった出来事をひとつご紹介したいと思います。

取材班が1981-82年制作の「Large Upright Internal / External Form」(写真上)にたどりついたとき、その足元で羊たちがお食事の最中。私たちの存在に気づくと、顔を上げてこちらをじーっと見ています。
ところが羊に私たちの興奮が伝わったのでしょうね。彫刻に近づくにつれて羊の群れが解散…。あーシャッターチャンスが…と残念に思いながら移動する羊を見ていると、1頭の羊がこちらに向かって突進してくるではないですか!
突然の出来事に、どうしていいかわからずオタオタ…。向かってくる羊を見ると、私を見つめる羊の目が真剣。怖い! やばい、食べられるー! と、2メートルほどに迫ったときでしょうか、突然キュッっと向きを変え、遠くへ走り去っていったんです。

え! な、なんだったの…? 威嚇されたのでしょうか、虫の居所が悪かったのでしょうか、単に遊ばれたのでしょうか、それとも度胸試しか!? 怖かった~。羊が草食だということなど考える余裕なく、本気で食べられると思ってしまいました…。その数分後にも、再び羊にもて遊ばれ、またしてもまんまと恐怖に。涙。一体なんだったのでしょう。羊の特性に詳しい人がいたら教えてください。

ただ、そんな怖い思いばかりではありません。その後は、「人間などお構いなし」といった様子で羊たちは草原でゴロゴロ。のどかな光景が広がっていました。ロンドンにあるジャーニーオフィスで今この動画を見てみているだけで、気持ちがゆる~くなります。音声をオンにして見ると、羊の鳴き声が聞こえてくるので、ぜひオンでお楽しみください。

「ヘンリー・ムーア、スタジオズ&ガーデンズ」はロンドンから車で約1時間半の場所にあり、電車(40分)とタクシー(15分)を駆使すれば、車を運転しない人でも日帰りで訪れることが可能! 今年の公開日は10月22日までなので、ぜひ散策に出かけてみてください。(編集部 C:羊にはくれぐれもお気をつけを)