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■ 第234話 ■小説よりエグい米大統領選

▶8月12日、ニューヨーク州の裁判所が米大統領選に立候補している無所属のロバート・ケネディ・ジュニア氏のニューヨーク州での立候補資格を認めない決定を下した。筆者このニュースに触れ100年以上前の米大統領選を思い出した。今からまるで見て来たかのように知ったかぶりするから見ていてね♥。1912年の大統領選は共和党で現職のウィリアム・タフト大統領が圧倒的に強かった。しかしタフトを気に入らない勢力があった。当時、ロシアが在露ユダヤ人を激しく迫害。在米のユダヤ系金融資本家たちは心を痛めていた。彼らは大統領に「何とかしてくれ」と直訴した。ところがタフトはロシアに興味なし。ユダヤ人たちは「こいつじゃアカン」になった。

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▶ユダヤ勢力は元プリンストン大学総長でニュージャージー州知事だったウッドロウ・ウィルソンを民主党候補に担ぎ出した。しかし現職タフトは強い。そこで彼らは共和党でタフトと対立関係にあったセオドア・ルーズベルト前大統領に接近。進歩党という新党を結成させ、第3候補として大統領選に出馬させた。共和党タフト、民主党ウィルソン、進歩党ルーズベルト、3つ巴の争い。結果は得票率ウィルソン42%、ルーズベルト27%でタフトは23%。共和党が分裂したお陰で実績も人気もないウィルソンが漁夫の利的に勝っちゃった。分裂作戦大成功でウッシッシ。学者上がりで理想主義者のウィルソンは扱い易かった。1913年12月23日、クリスマス休暇で多くの議員が不在だった隙をついてFRB法案が議会を通過。ウィルソンが間髪入れず署名してFRB法が成立。トランプ氏が敬愛するジャクソン大統領らが命懸けで阻止し続けて来た民間の中央銀行が突然出来上がった。中央銀行と言えば怪しまれるのでFRB(連邦準備制度理事会)と言う変テコな名前にした。こうしてアメリカの通貨発行権は遂に彼らの手に渡った。

ウッドロウ・ウィルソン大統領
ウッドロウ・ウィルソン大統領ですが、何か?

▶ウィルソン大統領は1916年、連邦最高裁判所最高判事にブランダイスという弁護士を据えた。不倫ネタで脅されての人事だった。ブランダイスはロスチャイルド家の大番頭ジェイコブ・シフ率いるクーン・ローブ商会の元顧問弁護士。もちろんユダヤ人だ。こうして金融資本家たちに都合の良いマリオネットおじさんとなったウィルソン氏。バイデン氏の姿と重なる。ウィルソン大統領は国民の反対を押し切って第一次世界大戦に参戦。そしてロシアで革命が起こりロマノフ朝崩壊。戦後は国際連盟を作ろうと言い出すも国内で反対され、言い出しっぺなのに加盟できず赤っ恥。パリ講和会議で日本代表が唱え、賛成多数だった「人種差別撤廃提案」は「全会一致じゃないからダメ~」と議長権限で否決した。ウィルソンとはアメリカのみならず世界をユダヤ金融資本家に売り渡したクーでソーな大統領。ただし本人にその自覚は全くなかった。


▶「米国では国家の長を入れ札で決めるそうだ」と幕末の志士たちを感動させた大統領選。建国の頃はそうだったがいつしか献金熱烈歓迎・札束攻勢で政敵攻撃。暗殺ありで不正常態化と醜悪な世界になっちゃった。ケネディ家出身で元民主党のロバート・ケネディ・ジュニアが出馬すれば1912年の時の逆、今度は民主党の票が割れ、トランプ氏が有利となるは必定。彼らとしてはジュニアの出馬は絶対に阻止せねばならない。大統領選まであと3ヵ月。ドラマはいよいよ佳境だぜってな辺りで次号に続く。チャンネルはそのままだ。

参考:馬渕睦夫著「ディープステート:世界を操るのは誰か」他。

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J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
Sakura Dental

週刊ジャーニー No.1356(2024年8月22日)掲載

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