ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
テートモダンに登場! 日本人現代美術家による「霧の彫刻」
24日からテートモダンで始まったライブ・アート・イベント「Ten Days Six Nights」。10日間にわたって体験型アートを鑑賞できるほか、夜(6日間限定)にはライブ・パフォーマンスも開催されます。目玉としてロンドンの各メディアで紹介されている作品が、日本人アーティスト、中谷芙二子(なかや・ふじこ)氏による「霧の彫刻」。早速、行ってきました!
場所は、テートモダンの南側の玄関口にあたるサウステラス。弧を描くように設けられた装置から定期的に霧が生み出されます。
「I try to let nature speak.(自然に語らせてみた)」という中谷氏の言葉通り、風や人の動きによって自由自在に形を変える霧は幻想的! 霧に向かって進むと、突然、視界が霧で覆われ何も見えなくなったり、かと思うと、今度は急に視界が開けたり。面白い!
中谷氏は、1970年の大阪万博で「霧の彫刻」を発表して以来、霧を使った作品を手がけており、今回は、世界で活躍する音楽家、坂本龍一氏、マルチ・メディア・アーティストの高谷史郎(たかたに・しろう)氏の協力の下、霧に照明と音を加えたのだそう。体験は無料。子供も楽しめる作品です。(編集部C)
