ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
ロボットに心が宿ったら人と対等に扱われるのか?ドラマ「Humans」
こんにちは、編集部チャッキーです。先日ご紹介した「高級アイス、その価値あり? 『Supershoppers』」に続き、今日は毎週日曜日にチャネル4で放送中のドラマ「Humans」をご紹介したいと思います。
このドラマは、人間とそっくりのロボット(ドラマの中ではシンスsynthと呼ばれます)がマスト・ガジェットという現代が舞台。2012年に製作されたスウェーデンのドラマが英国でリメイクされ、昨年チャネル4で放送されたシリーズ1は英国で大ヒット。10月末から現在のシリーズ2が放送されています。
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登場人物のひとりがシンスに流通マネージャーの職を奪われるという、現実味のある出来事からシリーズ2はスタート。駐禁の取り締まりや車掌の仕事をすべてシンスが行ったり、人間の職場復帰の機会を政府が推進するプログラムの一環で、シンスのアシスタントを人間が務めたり(!)など、現実に起こってもおかしくないな、、、と、見ながらゾッとすることもしばしば。
シリーズ2のトレーラー
物語は、人間の家族とシンスの“兄妹”を中心に展開します。シリーズ1が、シンスを持つか、もし持ったとして浮気(セックス)をするか? などの問いを含む内容でしたが、シリーズ2ではこれがさらに深まり、知覚を持ったシンスのモラルは? また彼らが人を殺した場合、人間と同じように裁かれるべきか? といった問いを投げかけてきます。知覚できるシンスの中には、「思いやり」を備えたマシーンがいる一方、良心を持ったシンスを利用して金儲けしようとする人間もいるなど、人工知能(AI: Artificial intelligence)の開発が進む現代において、興味深い内容です。
これまでのエピソードはこちらから視聴可能(英国のみ)。天気の悪い週末にでもまとめ見しちゃってください。放送は毎週日曜日午後9時、チャネル4にて。(チャッキー)