ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
ロンドンの繁華街に突然現れた、1本の苗木の話
20日の夜、ロンドンの目抜き通りオックスフォード・ストリートを歩いていると、1本の小さな木が植えられているのを発見。まわりの木に比べて小さく、その木だけ黄色く紅葉しているので不思議に思い近づいてみると、そこにはメッセージが添えられていて、7歳の女の子(アラベラちゃん)が植えたことが書かれていました。
「みんなで木の生長を楽しむために植えました。この木は私のお小遣いで買って、捕まるかもしれないという危険を冒してお父さんが植えたものです。どうか大切にしてください」
なんだかいいお話。
もともとここには木が植えられていたようですが、彼女の父親はある日、その木が2つに折られていることに気づいたのだそう。のちに取り除かれたものの、しばらく代わりの木が植えられることはなく、父親がアラベラちゃんとここを通った際に、彼女が「私たちが植えよう!」と提案。「そんな勝手なことをしたら、捕まるかもしれないよ」という気乗りしない父親の思いをよそに、彼女の意思は強く、植樹されるに至ったようです。
この木がどのように生長するのか、楽しみたいと思います。場所は、オックスフォード・ストリート、ユニクロ旗艦店の近くです。(編集部C)