ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

住宅問題からクラプトン崇拝まで、“叫ぶ”70年代のグラフィティ

壁は表現の場、といわんばかりにロンドン各所で見られる落書きアート「グラフィティ」。アーティストの個性やアイディアが詰まった“アート作品”として語られますが、70年代は表現のスタイルよりも、メッセージの内容(政治や哲学的思想、行き場のない激しい感情など)に重きが置かれていたのだそう。「描く」というより「書く」といった感じでしょうか…。

そんな70年代の街の“落書き”をおさめた写真展「THE WRITING ON THE WALL」がラッセル・スクエア駅近くのホース・ホスピタルで開催されています。住宅政策への不満からエリック・クラプトン崇拝まで、展示数は15点ほどと小規模ですが、グラフィティを通し、70年代の様子を垣間みるとともに、時代の変化(&変わらなさ)を知ることができるユニークな展示です。

ちなみに、エキシビションが開催されているホース・ホスピタルは、ラッセル・スクエア駅から徒歩1分、ホテル・ラッセルの裏にある、1797年に建てられた馬小屋を利用したギャラリー・スペースです(一部にその面影を残しています)。小さなスペースですが、ヴィヴィアン・ウエストウッドがエキシビションを行ったことがある場所としても知られ、定期的にフィルム、アート、ファッション関連のイベントが開催されています。残念なことに、同建物は売りに出されることが決定しており、反対運動が行われている最中。まだ訪れたことがない人はこれを機に訪れてみてはいかが。(編集部C)

ホース・ホスピタルのウェブサイトhttps://www.thehorsehospital.com/