VOL.27
ポイント制システムの基礎の基礎 その11


EUとの合意により、英国の離脱期限は10月末に延長されていますが、ジョンソン氏は「合意なき離脱」も辞さない構え。同氏は、とにかくEUからの離脱を達成すると強く訴え、合意のある離脱を目指すジェレミー・ハント氏に大差をつけ、英国全土の保守党党員による決選投票を制しました。新内閣も、ジョンソン首相の方針に賛同するメンバーが多数を占めているとされています。しかし、「合意なき離脱」を何としても食い止めようとする動きも活発で、これからの約90日間、さらに激しい攻防が繰り広げられることになりそうです。
そのような中でも、我々は平常心を保ちつつ、日々の暮らしに取り組むしかありません。現ポイント制システム(Points-Based System)内で「Tier 2」と呼ばれるカテゴリー(旧・労働許可証に相当)についてお届けしていきたいと思いますが、その前におさらいとして、スポンサー・ライセンス(Sponsor Licence)を取り上げることにします。

スポンサー・ライセンスを有する企業は、英国の法律(企業法、雇用法など)に則って事業活動を営んでいるのはもちろんのこと、非EEA国籍者の被雇用者を管理するに足る人事システムを確立している必要があります。
スポンサー・ライセンスの期限は4年間で、その後、4年単位で延長することが可能です。ただし、ライセンスを保持している間は、スポンサーとしての責務を果たしているかどうか、ホーム・オフィスからの厳しい監視・取締りの対象となり、定期・不定期にかかわらずスポンサー企業への立ち入り監査が実施されています。監査の結果、スポンサーとしての義務を怠っていると判断されれば、雇用主への罰金、ライセンスの停止、あるいは剥奪などもありえますので、十分な注意が必須といえます。

● 人事ファイルのチェック
● 模擬監査の実施とアドバイス
●Sponsor Management Systemのメンテナンス
● 最新の移民法に関する情報提供とアドバイス
英国イミグレーションサービス
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