
●サバイバー●取材・執筆/本誌編集部
■ もうすぐバレンタインデー。今年のバレンタインは、ほのかなシャンパンの香りとともに、口の中でとろけるなめらかな食感が人気の贅沢なチョコレート「シャンパン・トリュフ」を大切な人に贈り、特別なひとときを演出してみては?
1.チョコレート・トリュフの特徴は?
チョコレート・トリュフ(Chocolate truffle/通称トリュフ)とは、濃厚でクリーミーなガナッシュ(チョコレートと生クリームを混ぜたもの)をチョコレートでコーティングした、ひと口サイズの球状のスイーツ。ココアパウダーや粉砂糖、クラッシュドナッツなどがまぶしてあることが多い。
外側は硬く、中はとろりとした食感が特徴で、その対比が人気のひとつ。使用する材料や分量によって、なめらかな口溶け感や味わいに大きな違いが出るため、各社ブランドが気合を入れてつくっている。
2.チョコレート・トリュフはいつ生まれた?
チョコレート・トリュフが誕生したのは1895年。フランス南東部、イタリアとスイスの国境にも近い都市シャンベリーに住むパティシエが、クリスマス商戦に向けて新商品として生み出したのが始まりだ。
世界的に有名になったのは、そのパティシエ一家の1人、アントワーヌ・デュフォーがロンドンに移住し、1902年にチョコレート専門店「PRESTAT(プレスタ)」をオープンしてからのこと。英国人は、チョコレート・トリュフにあっという間に魅了されてしまった。
3.なぜ「トリュフ」と呼ぶ?

フォアグラ、キャビアとともに「世界3大珍味」として知られる、高級食材のトリュフ(truffle)=写真。球のような塊状になった、芳醇な香りが魅力のキノコの一種で、地中で育つ。黒トリュフは別名「ブラック・ダイヤモンド」とも呼ばれている。その貴重なキノコのトリュフに色と形が似ていることから、「チョコレート版トリュフ」としてチョコレート・トリュフと名付けられた。
振りかけられたカカオパウダーは、土から掘り出された直後のトリュフの姿を表現しているとも言われている。
4.シャンパン・トリュフって?

シャンパン・トリュフとは、ガナッシュにシャンパンが加えられた、アルコール入りチョコレート・トリュフのこと。通常のシャンパンを使っているものもあるが、一般的にはシャンパン醸造後のブドウの絞りかすを使った蒸留酒「マール」(マール・ド・シャンパーニュ/Marc de Champagne)が使用される。
ちなみにピンク・シャンパン・トリュフは、外側のコーティングのホワイトチョコレートにストロベリーやラズベリーのフレーバーが含まれており、甘酸っぱい風味がシャンパンの香りをより引き立てるようにつくられている。そのため、ブラック&ミルクチョコレートだけのトリュフに比べてアルコール分は少なめ。
人気のシャンパン・トリュフ
アルコール含有率を徹底比較!
■ 明確に含有率の記載があるものを対象に、編集部の独断と偏見でピックアップした人気の各社商品を比較してみたところ、数年前に比べて、全体的に少しずつ「シャンパンの分量が減っている」という悲しい事実が発覚! とはいえ、シャンパンの風味をどの程度感じられるかは、カカオの分量や他に含まれている材料などのバランスに大きく左右されるので、「量が多いほどよい」というものでもない。そのことを念頭に置いた上で、購入の参考にしていただきたい。
BettysChampagne Truffles
Champagne...4%
Marc de Champagne...4%
スイスから移住してきたショコラティエが、1919年にヨークシャーでオープンした「ベティーズ」。ティールームとして人気が高い同店のピンク・シャンパン・トリュフは、意外にもアルコール含有量が多め。
Charbonnel et Walker Pink Marc de Champagne Truffles
Marc de Champagne...2.1%
White Rum...1.3%
ピンク・シャンパン・トリュフが代名詞ともなっている、老舗「シャルボネル・エ・ウォーカー」の一番人気の商品。不動の人気を誇る秘訣は、ホワイトラムを加えるという他社にはない工夫にあるのかもしれない。
Fortnum & Mason Fortnum's Marc de Champagne Truffles
Marc de Champagne...5%
多様な種類を展開する「フォートナム&メイソン」のトリュフの中で、とくに人気が高い商品。ちなみに、ピンク・シャンパン・トリュフはMarc de Champagne 3.6%。
Hotel Chocolat Pink Champagne Truffle Tin
Champagne...2%
1993年創業の「ホテルショコラ」のトリュフといえば、「Classic Champagne Truffle」の評価が高い。しかし同商品はシャンパンの含有率が記載されていなかったため、ピンク・シャンパン・トリュフで比較。ただ、どちらもマールではなくシャンパンが使われているのが特徴。
Holdsworth Truly Scrumptious Marc de Champagne Cube
Marc de Champagne...4%
1988年にダービーシャーのベイクウェルで開業した、チョコレート専門店「ホールズワース」。ジョン・ルイス、セルフリッジズ、ハロッズといったデパートなどで購入できる同社のトリュフは、パウダー類がまぶされておらず、ハンドメイド感があふれる。
Pierre Marcolini Plumier of Champagne Truffles
Champagne...12%
ベルギーの有名ショコラティエ、ピエール・マルコリーニのシャンパン・トリュフは、断トツのシャンパン含有量12%(しかもマールでもない!)。コーティングしているチョコも薄めなので、しっかりとシャンパンの風味が感じられる一品。
Läderach Marc de Champagne Truffles
Marc de Champagne...1%
スイスの人気チョコレート専門店「レダラッハ」と言えば板チョコだが、シャンパン・トリュフも販売している。ただ、他社と比較するとアルコールが控えめ。スイスでは「teuscher(トイシャー)」のドンペリを使ったシャンパン・トリュフが有名なので、分量で勝負はしていないのかも?
Prestat Pink Marc de Champagne Chocolate Truffles Cube
Marc de Champagne...3%
ロンドンで初めてチョコレート・トリュフを紹介した「プレスタ」。当初のオリジナル・レシピの商品はもう販売されていないが、食べ比べるなら敬意を表するためにも(?)外せない。
Rococo Chocolates Marc de Champagne Truffles Tub
Marc de Champagne...5%
1983年に創業したオーガニック・チョコレート専門店「ロココ・チョコレート」のシャンパン・トリュフは、「フォートナム&メイソン」と同じマール5%。
週刊ジャーニー No.1430(2026年2月5日)掲載


















セール情報をいち早くGET!今週のお買得★食料品『TKトレーディング』