2010年5月6日 No.624

●サバイバー●取材・執筆/ブラウン加奈子・本誌編集部

保存版にしたくなる

ロンドン近郊
子連れスポット 大特集


 海外生活と出産、そして子育て。こうした、人生における大きなイベントをここ英国で迎えた(又は迎える予定の)方は数多いに違いない。日本の家族と遠く離れて臨む出産、あるいは出産こそ日本で終えたものの赤子を抱えての渡英―。やがて、心待ちにした我が子の誕生を経て、授乳→オムツ替え→授乳→と、自分の時間を見つけるのさえ困難な日々に突入。夜泣きによる睡眠不足が解消されたと思いきや、毎日近所の公園に通い、自宅に帰るなり子供をあやしながら夕食の支度に追われる日々がスタート…。慣れない異国での暮らしとあっては、日ごとに成長してゆく子供の姿に目を細めつつも、時に鬱屈した思いを抱える人が多いのではないだろうか? 自分なりに息抜きを模索したとしても湧きあがる疑問―「たまには外食だってしたいけど、子連れだと白い目で見られるのでは?」とか、「ハイチェアやオムツ替え設備はあるかしら?」とか、子連れ外出も考え出すと億劫になりがちだ。しかし、愛するわが子のためならば、子が主導でも親が主導でもなく、親子が共に生き生きと過ごすために、そして何より親子の新たな発見や思い出作りに、これまでの行動範囲をほんの少し広げる必要があるのかもしれない。一歩外へ出れば、新しいものに果敢に挑もうとするわが子の姿を目の当たりにしたり、同じ年代の子を持つ者同士の会話が生まれたり、毎日は決して同じではないと感じるはず。出産前より窮屈な日々を過ごしていると感じているママこそ、子供と同様、もっとお日様の光が必要と言えそうだ。 今号は、英国で子育て奮闘中のママ達が、育児で陥りがちな単調な日々から抜け出し、英国生活をより満喫できるよう、子供がいるからこそ楽しめる外出スポットをご紹介する。ロンドン近郊全網羅とまではいかないが、先輩ママのコメントを参考に有名所から知る人ぞ知る穴場まで、週末のパパの家族サービスにも役立つ、とっておきの外出スポットをピックアップ。「近所なのに見過ごしていた」とか、「車でなら行けるかも」といった場所を発見してもらえれば嬉しい限り。さまざまな花が咲き誇り、英国が最も美しく輝くこの季節は、出不精を解消するにはもってこい。いつものママバッグにデジカメを入れて、ぐずり対策も万全に、雨の日も風の日も、日の短い冬場でさえも子供と一緒に行きたくなる、お気に入りのスポットを探しに出発!