
コベント・ガーデンのメイデン・レーンと言えばロンドン最古のレストラン「ルールズ」があることで有名な通り。その「ルールズ」の斜め前、「ザ・ポーターハウス」がある21番地は画家ターナーの生家があった場所。ターナーは理髪店の子として誕生した。同店は2000年にダブリンからコベント・ガーデンに進出。天気の良い日は外のフロントエリアが立錐の余地がないほど賑わう。「ターナーが生まれた場所か」と感動しながら足を踏み入れる。店内は3フロアに分かれている上に、中間にもメゾネットエリアがあり、テーブル数が多い。食事をする場合はまず席を決め、テーブル番号をゲット。その後、カウンターで注文・精算をすれば料理をテーブルまで運んでくれる。30種類ものクラフトビールを扱っていて迷うのも楽しい。時間帯によっては生バンドの演奏もあり、スポーツ中継、特にラグビーに力が注がれている。なんか、うるさ楽しい。期待していなかったけど食事もレベルが高い。日本からの訪客を連れて行ったら「ターナー生誕の地での一杯」はきっと喜ばれる。ぜひお試しください。(たべ太蔵)


総合評価 4.1
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£20~25
The Porterhouse
21- 22 Maiden Lane, London WC2E 7NA
Tel: 020 7379 7917
https://porterhouse.london
Opening hours
Mon-Thu 12:00-23:00
Fri-Sat 12:00-24:00
Sun 12:00-22:00
週刊ジャーニー No.1388(2025年4月10日号)掲載