
グリニッジは見どころ満載。かつて大きな宮殿があり、ヘンリー8世やエリザべス1世もここで生まれた。他にもグリニッジ天文台や紅茶運搬船「カティ・サーク」も展示されている。まるで歴史のテーマパーク。ただし、それぞれの入場料がなかなかなお値段。食べる所も豊富にあるけど、どうせ行くなら旧宮殿東側、川沿いに建つ「トラファルガー・タヴァーン」がいい。グレード2の指定建造物。地元漁師のお食事処として1837年に開業。1915年に閉鎖され、その後色々な目的で使われたが1965年に復活。その3年後にヴィクトリア朝の荘厳なスタイルに復元工事が行われた。ディケンズやサッカレーなどの著名作家がグラスを傾けた。19世紀終わりごろにはグラッドストンら自由党党員らが集って名物「ホワイトベイトのから揚げ」に舌鼓を打ったらしい。天気が良ければぜひ外の川沿いテーブルをゲットしよう。茶色いけどテムズはいい。店内も窓が大きく目の前にチャプンと迫るテムズはド迫力。昼は込み合うので午後2時以降がお薦め。記憶に残る食事になる。ぜひお試しください。(たべ太蔵)


総合評価 4.0
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£20〜25
The Trafalgar Tavern
Park Row, Royal Greenwich, London SE10 9NW
Tel: 020 3887 9886
www.trafalgartavern.co.uk
Opening hours
Sun-Thu 11:00-23:00
Fri-Sat 11:00-24:00
週刊ジャーニー No.1351(2024年7月18日号)掲載