▲左奥がサルーン。右側がパブリックバー。生まれたのが現代で良かった。

物語たっぷりのパブをご紹介。昨年末、本誌で扱ったコレラ感染爆発のお話。感染の原因が井戸水にあることを突き止め孤軍奮闘した医師の名が付けられたパブ。店の前には井戸ポンプのレプリカが置かれている。厳然とした階級社会だった時代、英国のパブは店内が中産階級以上用のサルーンと労働者階級用のパブリックバーに分けられていた。このジョン・スノウは今もその負の遺産をしっかり残している貴重なパブ。入り口もサルーンとパブリックバーに分けられ、内部もしっかり仕切られている。もちろん今は誰がどっち側に入ろうと咎められることはない…はず。2階部分はレストランになっていてパブ飯が提供されている。夜は大変な混雑ぶり。後日ランチタイムに行き直してようやくテーブルゲット。正直、料理はそれほど期待していなかったんだけどこの店、案外侮れない。店内にもジョン・スノウ医師の写真や解説がいっぱい。余計な音楽がないのも嬉しい。事前に階級社会史のウンチクをちょいと仕込んで日本からの訪客をお連れすれば、きっと感激されるはず。おススメです。(たべ太蔵) 

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左=上階レストラン部分の一角に飾られたジョン・スノウ医師を称える写真や資料の数々。コレラ患者第1号はこの建物の隣の住人だった。右=伝統的なパブ飯の一つ、ステーキ&エールパイ。この店はギネスを扱っておらず、別の黒ビール「サミュエル・スミス」を使って煮込んだエールパイ。£13.50
左=フィッシュ&チップス。パブにしては珍しくタラにも衣にもしっかり下味がついていてなかなか美味しい。もう少し衣がカラっと揚がっていれば尚よしだった。£13.95 右=パブの前に置かれた、柄の外されたポンプのレプリカ。1854年のコレラ感染爆発はまさにここにあった井戸から始まった。

総合評価 4.0

 

食事

 

サービス

 

雰囲気

 

お値段(1人分・ドリンク抜き)

£15~20

Restaurant
Joke
Henry Q&A
Travel Guide
London Trend
Survivor
Great Britons
Afternoon Tea

JOHN SNOW

39 Broadwick St, London W1F 9QJ
Tel: 020 7437 1344

Opening hours

Mon - Sat 12:00 - 23:00
Sun 13:00 - 22:30

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週刊ジャーニー No.1276(2023年2月2日)掲載


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