
ジ・アイヴィーは1917年、劇場街セント・マーティンにイタリアンカフェとしてオープン。舞台がはねた後、ローレンス・オリヴィエやヴィヴィアン・リーなど往年のスターたちも立ち寄った。店名は、隣で工事が始まり、店主が騒音を詫びたところ常連客が「心配無用。私たちツタのように(like the ivy)絡みつくわよ」と言って慰めたという素敵な逸話から。なので店の内外にツタがあしらわれている。その後、オーナーが変遷。高級路線に走ったこともあったけど2014年以降、リーズナブルなスピンオフ店「コレクション」で全国展開を始めた。今回紹介するソーホー店もそのコレクションの一つ。フィッシュ・レストラングループに属していたこともありシーフード系メニューも豊富。日本食を含むアジアのレシピも取り入れるなどもはやカテゴリー分類は無理。目の前でウェイターがソースをかけるパフォーマンスなど楽しめる要素ふんだん。コベントガーデンの旗艦店と違い、高級感はないけれど女子会やカジュアルデートで使うカップルも多い。覚えておいて損のない、きっと外さない1店。(たべ太蔵)


右=テラス席がかなりの数、用意されているので天気と気温次第ではぜひこちらで。
総合評価 3.8
食事
サービス
雰囲気
お値段(1人分・ドリンク抜き)
£35~45
The Ivy Soho Brasserie
26-28 Broadwick Street, London W1F 8JB
https://theivysohobrasserie.com/
Opening hours
Mon-Sat 8:30-Midnight
Sun & Bank Holiday 9:00-23:00
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週刊ジャーニー No.1252(2022年8月11日)掲載