ワイルドマッシュルームのタリアテッレWild mushrooms, garlic, Parmesan & olive oil, tagliatelle £11.00
やっぱり生パスタは美味しい。アルデンテとまではいかないが、しっかりした食感もあって印象グッド。 まずはこの予算でこの空間にいられる不思議を楽しみたい。

左=モッツァレラチーズとスパイシーなペースト状ソーセージ“ンドウィヤ”がスプレッドされたトーストサンド。 £5.50
中央=フェネルやパセリタップリのサラダ。フェネルの爽快な風味が鼻を駆け巡る面白いサラダだけどちょっと薄味。£8 
右=ソーセージソースとマロレダスパスタ£9.50 美味しいけどパスタの見栄えが虫っぽい。

ここ数年、ロンドンは生パスタブーム。仕掛け人は2016年にバラマーケットにオープンした“パデーラ(Padella)”。その翌年、オックスフォードサーカスに近いカーナビーストリート脇にオープンしたこの“パスタイオ”もコンセプトはパデーラ同様、生パスタ専門店。アルデンテを「火が通っていない」と突っ返し、歯がなくても食べられそうなくらいクタクタに煮込んだスパゲティでハッピーだったイギリス人がパスタ専門店に行列? 世の中、変わったんだね。パスタイオは予約を一切取らない。お店に着いてすぐに席に案内されれば儲けもの。そうでなければ受付で名前を告げ、しばしご近所ご散策。パスタは全てホームメイド。極上パスタを食べたければ他にも色々あるけれど、ここの売りはそのリーズナブルなお値段。魚介類が入らないものなら大抵のパスタが10ポンド以内。周りを見ていると大体メインとグラスワイン1杯程度。20ポンド以内で済ませている人が多い印象だ。「予約できない」「テーブル間狭い」「音楽ちょっとうるさい」は大人には三重苦。そういう人は迷わずムラーノやボッカ・ディ・ルポといった大人のレストランに行こう。しかし「音楽うるさいのOK」「テーブル狭いのOK」「財布の中寂しいけど美味しいパスタ食べたい」という人にはこの店の味と値段は魅力的。事実、客層は20代後半から30代がほとんど。若いロンドナーが行列覚悟で押し寄せる生パスタ専門の店。どれどれ、若いイギリス人には今、どんなもんが人気なの? 興味のある方はぜひお試しあれ。 (たべ 太蔵)

生パスタの店に若者が押し寄せるなんて、イギリスも変化したもんだ。テーブル間がちょっと狭くて静かに愛なんか語っていられない。仲間とワイワイやるのがいいかもね。

総合評価

 

食事

 

サービス

 

雰囲気

 

お値段(1人分・飲み物代は除く)

£15~25

PASTAIO

19 Ganton St, Soho, London W1F 9BN

Opening hours

Mon-Sun12:00-23:00

https://pastaio.co.uk/

週刊ジャーニー No.1129(2020年3月19日)掲載