手羽先ぎょうざ。かなり強引なレシピだけど激ウマ

手羽先ぎょうざってご存知? 私がこれと出会ったのはもう30年以上も前のこと。西部池袋線の練馬駅から歩いて5分くらいのところにあったカウンターしかないような小さな飲み屋さんがこれを裏メニューにしていて時々いただきに行っておりました。なんで裏メニューかというとこれ、仕込みがかなり大変で大量に作れないんだとか。手羽中と呼ばれる部位には大小2本の骨が入っていてまずこれを除去しなくてはなりません。これがかなりやっかい。特に太い方の骨はじん帯がしっかり骨に絡まっていてこれを切り離すのに慣れないうちは一苦労。構造が分かってくるとかなり早く処理できるようになりますが、それでもなかなかな仕事量。確かにこれなら忙しい飲み屋さんでは大量に仕込むのは難しい。でも美味しいから「あるよ」と言えばみんな注文しちゃう。ってんで知る人ぞ知る常連たちの裏メニューになった様子。イギリスでも手羽だけ買う人はそんなにいないらしく案外安く手に入ります。10本入りのものを買って来てやってみたのですが、1本目は内部構造が分からず15分も手羽と格闘してしまいました。てこずらせやがる。しかし人間には学習能力というものがある。私にもあった。学習の結果、最後の方は3分ほどで処理できるまでになりました。この骨を抜き取ったあとのギャランドゥ、じゃなくてガランドーになった手羽中にぎょうざの中身をギュウギュウに詰め込んでグリル。これが言葉を失うくらいに美味しい。イギリス人にも試食してもらいましたがやはり一瞬言葉を失った後に大絶賛の嵐。いやー、苦労は報われます。でも一度やったらしばらくやる気にならないと思います。だってやっぱり大変なんだもの。少人数のホームパーティやBBQなんかで出したらあなたの株が上ること上ること、バブルの再来のごとし(ってことはやがて大暴落か)。ちなみにギャランドゥは西城秀樹のヒット曲です。西城さんは二度も脳梗塞に襲われ半身麻痺と言語障害を患い今もリハビリ中。がんばれヒデキー!

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「誰もが目を丸くする美味しさ 手羽先ぎょうざ」

cookbuzz編集部(K)