金平糖、カステラ、テンプラだけじゃないポルトガルの味

aliaさん投稿のこのタラとたまごの炒め物。バカリャウ・ア・ブラーシュ(Bacalhau à Brás)と言って干しダラを使ったポルトガルの伝統的な家庭料理。ロンドンの川向う、ワンズワースにはポルトガル系のレストランが多数あります。この夏、素朴なこの一品に出会ってからすっかりトリコ。ちょうど作り方を知りたいと思っていたところでした。戻した干しダラとローストしたスイートポテトをたまごで炒めただけのようなシンプルな料理ですが、ちょいと魂に響きます。ところでこの干しダラ、現地ではバカリャウと呼ばれます。バカリャウを使ったレシピは何とポルトガルに1000以上も存在するんだとか。このバカリャウが初めて世に登場するのは大航海時代の頃。北欧近辺で獲られたタラを塩漬けにして天日で乾燥させたものですが、これが数年にも及ぶ当時の長い航海を可能にした食材とも言われています。この干しダラを大量に積んでバスコダガマやマゼラン、コロンブスなども船出していったことと思います。その後、三角貿易に欠かせない食材となったそうで中米やブラジルにもしっかりこのバカリャウが根付いているそうです。そう、三角貿易と言えば奴隷貿易ですね。憎むべきヨーロッパの歴史ですが、それ言い出すとクックバズじゃなくなっちゃうのでこの辺でやめておいて美味しいもののお話をしましょうね。ということでロンドンでは本物のバカリャウが手に入りづらいので普通のタラのフィレに強めの塩をして作る一品です。よろしかったらご参照ください。

「タラとたまごの炒め物 Bacalhau à Brás」

cookbuzz編集部(T)