1970年代のニューヨークで、伝説のクラブ「スタジオ54」を開設した米起業家イアン・シュレーガー氏。ブティックホテルの仕掛け人としても知られる同氏が、「宿泊客も地元の人も集まる社交場を」というビジョンの下、マリオット・インターナショナルとパートナーシップを組んで2013年にオープンさせた「ロンドン・エディション」ホテル。

20世紀初頭に「バーナーズ・ホテル」として建てられた空間を利用して営業する「エディション」ホテルのレストラン「バナーズ・タヴァン」。エドワード朝時代の華やかな天井装飾と、所狭しと掲げられる絵画や写真のインテリアに圧倒される。© Nikolas Koenig

そのグランドフロアに位置し、社交場としての役割を果たす「バーナーズ・タヴァン」は、ミシュラン星レストランを運営するオーナーシェフのジェイソン・アザートン氏が手がけるレストランのひとつ。週末の午後にはアフタヌーンティー・メニューも用意されている。サービスの質の高さも折り紙つきで、ロンドンの目抜き通りオックスフォード・ストリートをわずかに入った立地とは思えない、繁華街の喧騒を離れた上質なひとときを約束してくれる。

スイーツ・メニューは、チョコレート・タルト、ラズベリー・ムース、ルバーブとジンジャーのマカロン。
サンドウィッチ・メニューは、ヤギのミルクを使ったクリームとりんごのスライスをのせたスコーン、鶏肉とトリュフのバゲット、サーモンタルタルのカナッペ。

「エディション」ホテルは、ロンドンを皮切りにマイアミ、ニューヨークにも誕生し、2020年には東京・銀座と虎ノ門の2ヵ所にオープン予定(設計は隈研吾氏)。日本でも注目を集めている今、足を運んでみてはいかがだろうか。

シャンパンを注文すると、目の前で注いでくれるサービスも。紅茶の差し湯のタイミングにも気を配った細やかなサービスも魅力のひとつ。

美味しさ

紅茶の種類

サービス

《 記者からの一言 》

紅茶の種類は少ないものの、お茶が冷めてしまわないようお湯の量がカップ1杯程度という細やかな気配り。別の茶葉でのおかわりも頼みやすい。

Berners Tavern

London Edition Hotel
10 Berners Street, London W1T 3NP
TEL: 020 7908 7979
www.bernerstavern.com

Afternoon Tea

週末のみ 12:00~16:00
Afternoon Tea...£39.50
・Champagnes... +£17.50~
・Cocktails... +£14

週刊ジャーニー No.1083(2019年4月25日)掲載


JEMCA
Kyo Service
J Moriyama
ジャパンサービス
らいすワインショップ
Atelier Theory
奈美デンタルクリニック
Sakura Dental
ロンドンおすすめレストラン
面白すぎる英国ジョーク
なるほど英国Q&A
ロンドン近郊トラベルガイド
ロンドン最新トレンド
面白すぎる英国史
面白すぎる英国の偉人
ロンドンでアフタヌーンティー