1815年に開業した、メイフェアにある5つ星ホテル「ザ・コンノート」。ホテルの名前は、ヴィクトリア女王の3男である初代コンノート公爵を由来としている。外観は赤レンガが使われたヴィクトリア朝様式の建物で、一見しただけでは「老舗名門ホテル」とはわかりずらい。ところが、一歩足を踏み入れると、19世紀の格式高い貴族のマナーハウスを訪れたかのような、華やかさと重厚感に息をのむ。
アフタヌーンティーは、弧を描くように湾曲したデザインが特徴的なレストラン「Jean-Georges at The Connaught」で楽しめる。2017年に改装したばかりで、ガラス張りの天井、ステンドグラスで飾られた大きな窓から降り注ぐ陽光の中でのティータイムは格別だ。また、メニューは季節によって変わり、今冬は「オレンジ・ショートブレッドのチョコレート・フォンデュ」など、冬を感じさせるスイーツが盛り込まれている。
ちなみに、ホテルの前の噴水「沈黙(Silence)」 は、建築家の安藤忠雄氏が手掛けたもの。窓越しに日本を代表する建築家の作品を眺めながら、優雅なひとときを過ごしてみては?
美味しさ
紅茶の種類
サービス
《 記者からの一言 》
紅茶はフランスの「マリアージュ・フレール」を使用。
The Connaught Hotel
Carlos Place, Mayfair, London W1K 2AL
TEL: 020 7499 7070
www.the-connaught.co.uk
Festive Afternoon Tea
14:30、14:45、16:30、16:45/要予約
・Afternoon Tea..£55
・With Laurent-Perrier NV La Cuvée Brut Champagne..£65
・With Laurent-Perrier Rosé Champagne..£75
週刊ジャーニー No.1122(2020年1月30日)掲載