■ロンドン東部のタワーハムレッツ区が、中国人居住者の増加により「新しいチャイナタウン」とも呼ばれる存在になりつつある。過去5年間で中国人による住宅購入が最も増えた地域で、2020年以降に1, 119人の中国国籍者が同区で住宅を取得したことが明らかになった。ロンドンに関する情報サイト「My London」が報じた。
不動産会社の分析によると、ロンドン全体でも中国人所有の住宅はこの5年で約85%増加しており、タワーハムレッツはその中心的エリアとなっている。背景には、カナリー・ワーフに近い高層ビル群や近代的な街並みがあり、「北京や香港の都市景観に似ている」と感じる人が多いことが挙げられる。さらに、ロンドン在住の中国出身の若者からは「都心に近く、地下鉄やオフィス街に囲まれ、夜でも飲食や買い物ができる利便性が中国の大都市と似ている」「中国食材店やレストランも多く、小さなコミュニティが形成されている」といった声が聞かれる。特に新築の高級マンションや24時間警備、コンシェルジュ付きの物件は、香港や中国本土の都市型住宅に慣れた人々にとって住みやすい環境だという。
この地域では、ロンドン塔近くの造幣局跡地に中国の巨大新大使館が建設される計画が承認され、注目を集めている。敷地面積は約2万平方メートルで、完成すればヨーロッパ最大級の中国大使館になる見通しだ。不動産関係者は「中国政府がこの場所を取得して以降、中国本土や香港からの購入希望者の関心がさらに高まった」と指摘する。一方で、長年この地域に住む住民の中には、治安や監視活動への懸念、香港からの反体制派の安全が脅かされる可能性を心配する声もある。大使館が近くにできることで、諜報活動の拠点になるのではないかと不安視する意見もあり、地域の将来を巡って期待と警戒が入り混じった状況となっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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