■定番のフラットホワイトやカフェラテに代わり、『機能性コーヒー(functional coffees)』が街中のカフェで存在感を増している。キノコやプロテイン、コラーゲンといった成分を加え、通常のカフェイン以上の効果を期待する飲み物だ。各メディアが報じた。

マンチェスターのチョールトンでカフェ「Sipp」を営むザック・ハッダッドさんは、3年前からライオンズメーン(キノコの一種)入りコーヒーで1日を始めている。「濃くて強いコーヒーで起こる急な覚醒と、その後にくる落ち込みがなく、頭がすっきりする」と話す。店では4種類のキノコパウダーを扱い、利用客は1ポンドの追加で好きな飲み物に混ぜることができる。
長年健康食品店の定番だった機能性コーヒーは、ここ1年で一般のコーヒーチェーンにも広がった。自然食品を扱う小売チェーン「ホランド&バレット」は品ぞろえを倍増し、「マークス&スペンサー」の店内カフェでもライオンズメーン・ラテが登場。「スターバックス」も高タンパクミルクを使ったプロテインコーヒーを販売している。食品調査会社「テイストワイズ」は、機能性コーヒーを2026年の主要トレンドに挙げ、メニュー掲載数は英国で30%増と説明している。
コーヒーチェーン「ブラックシープコーヒー」は、今年「機能性ヘルスラテ」シリーズを発売。腸活向けのプレバイオティクス入りや、肌を意識したコラーゲン入りが並ぶが、最も人気なのはライオンズメーンラテ。全注文の約15%が機能性追加を選んでいるという。価格は店によるが、バーミンガムではライオンズメーン追加が99ペンス、コラーゲン追加は1.09ポンド。こうした『流行』を知らない人もいる一方で、毎日コラーゲン入りコーヒーを飲むマリアム・ベグムさんのような愛飲者もいて、二極化がうかがえる。ロンドン在住のベグムさんは1日3~4杯をコラーゲン入りで飲み、時にプロテインも加える。元パワーリフターのローレン・デブリンさんも、家でコラーゲン入りインスタントコーヒーを作り、「満腹感がある」とコメントしている。
実際の味はどうか。あるレビューでは、「ブラックシープで『ブレインブレンド』と名付けられたライオンズメーン入りラテを試したが、通常のラテとの差はほぼ感じられなかった。やや苦味が強いようにも思えたが、食感や見た目は同じだった」と書かれていた。ただ、健康効果には慎重な声もある。栄養士らは「街中のコーヒーに含まれる量は少なく、研究結果を再現できるとは限らない」と指摘。専門家は「気分が良くなり、予算に余裕があるなら楽しんでもよい。ただし『魔法の解決』ではなく、あくまで追加要素だ」と注意を促している。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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