【Megxit(メグジット)】ダイアナ元妃の件で学んだことを活かした王室!

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王室を「離脱」したハリー王子とメガン妃。メディアからの執拗な取材攻勢、人種差別ととられかねないメガン妃への激しいバッシング報道などを理由として、悩み苦しんだ末の決断と説明があり、ハリー王子とメガン妃は、国民からの同情を得て世論を味方につけることも可能だった。が、今回、その試みは思ったほどの結果を得るには至らなかったようだ。

いや、エリザベス女王とその側近たちのほうが1枚上手だったというべきかもしれない。英王室のしたたかさを改めて示す出来事だったとも分析できる。
まず、アクションが早かった。ハリー王子夫妻の「フライング」爆弾発言が公になったのが1月8日(水)。13日(月)には、別宅のサンドリンガム邸に滞在中のエリザベス女王のもとに、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ハリー王子が集まり、重大家族会議を実施。同日、女王が第一弾の声明を発表。
「速やかに結論を出す」という予告どおり、18日(土)、主要な決定事項を含む声明が同女王、そしてバッキンガム宮殿から発表されたのだった。スキャンダルは長引くほど傷が深くなるという、経験に裏付けされた教訓が活かされた。

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さらに、今後もハリー王子一家は「家族の一員」として愛され続けると、わざわざエリザベス女王がその声明の中で述べている点も逆に注目される。事実上、ハリー王子一家は反逆罪で追放されたも同然であるだけに、同女王の寛容さがきわだつと素直に解釈することもできるだろう。が、ここは婉曲表現やダブルミーニングを駆使する英国。こうまで言わなければ「冷たい」と批判の矛先が英王室に向けられかねない、という判断が働いたがゆえの「配慮に満ちた」言葉と理解すべきだと思える。ダイアナ妃の逝去にあたって、「国民感情」が怒りと化すことの怖さを身をもって知ったエリザベス女王と側近たちは、その時に学んだことを見事にいかした結果だと感心しているのは筆者だけだろうか。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)