ポイント制システムの基礎の基礎 その7

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VOL.18

ポイント制システムの基礎の基礎 その7

Q導入から10年―Tier 1のひとつとして、英国経済に恩恵をもたらす投資家を対象に設けられたビザとは?

Aメイ首相が7月に提示した「チェッカーズ案Chequers plan」(チェッカーズは首相別邸のこと。同案はここでまとめられた)は、離脱後もモノとサービスの円滑な流れを継続させることを最も重視したとされています。9月20日、オーストリアのザルツブルクで開かれた非公式EU首脳会議にあたり、メイ首相は強い決意を胸に同案で臨みましたが、欧州連合(EU)からは「No.」の回答しか得ることができませんでした。
会議終了後、記者会見の場でトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は、合意を10月とする当初の目標に変更はない点を強調しましたが、実現できない可能性も高まっており、「合意なき離脱」の回避に向け、合意目標の先延ばしも視野に入れての交渉が展開されることになります。必要に応じ、11月に臨時首脳会議が開かれることも説明されました。
離脱後の「人の動き」に関しての取り決めについても、どのような大きな変更がなされるか、まだ予測ができない状況です。これからも積極的な情報収集を続けていくべきであることは言うまでもありません。
さて、2008年から導入がスタートし、今年で10年を迎えたたポイント制システム(Points-Based System)が、5つの「Tier」(カテゴリー)からなることや、そのうちの「Tier 1」は、スポンサーシップ(収入を保証する企業などの後ろ盾)を必要としないTierであることは、繰り返しお伝えしているとおりです。その中で、今回は「Investor」(投資家)向けのビザを取り上げることにしましょう。

「Investor」ビザについて

名称通り、「投資(invest)」する人々を対象に滞在を許可する専用のビザ(通称「投資家ビザ」)。EU離脱の交渉を進める英国では、国外からの投資はきわめて大きな意味をもつ。1人でも多くの資産家からの投資を受け入れたいというのがホンネ。それを反映し、Tier 1のほかのビザとは異なり、英語力も生計力も求められない点は大きな特徴といえる。
日本人のあいだでも、この投資家ビザ申請の条件を満たす人が最近増えつつある。このビザを申請するには、以下の条件を満たし、合計75ポイント以上(英語力10ポイントと生計力10ポイントは不要)を獲得することが必要。
(1)少なくとも計200万ポンドの現金を英国の株や国債などに投資することができること。
(2)英国内の銀行に投資を目的とした銀行口座を持っていること。

ただし、移民法上、投資対象に関しては様々な制限が設けられています。また、税金の手続きなどが複雑であるため、金融関係の専門家の力を借りて計画を進めていくことも必須といえますが、そうした金融関係の専門家を探しあてるのは容易ではありません。まずは移民法の専門家に相談されることを強くお勧めします。相談先の選定にあたっては、SRA(※)登録団体であるかどうかといったことも目安となるでしょう。

※SRAとは…「The Solicitors Regulation Authority」の頭文字をとったもので、イングランドおよびウェールズの事務弁護士登録機関であり、英法律協会(The Law Society)によって統制管理されている。SRA登録団体であるということは英国の移民法を扱う上で最高位の団体からの承認を受けていることを意味する。英国の移民法を取り扱う上でこのSRA登録団体であることは信用性が高いとみなされる。

ASTONS Immigration Advisers OISC公認アドバイザー常勤

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週刊ジャーニー No.1055(2018年10月04日)掲載