■ 猛暑が去ったあと、この9月はかなりまとまった雨が降ったと多くの人々が考えているようだが、英国で続く干ばつを来春までに解消するには、この程度ではまだまだ足りないことが判明。今後7ヵ月にわたり平年を上回る雨が必要だとする、新たな見通しが公表された。各メディアが報じた。

英環境庁によると、9月前半にはまとまった雨が降ったものの、異例の少雨となった春と夏、相次いだ熱波の影響で、イングランドの約4分の3が依然として干ばつ状態にあるという。来年4月までに、平年の約120%にあたる降雨量が必要とされる。
気象庁の最新予測では、イングランド西部のデヴォン、コーンウォールや、イングランド東部のイースト・アングリアでは、来年まで干ばつが続く可能性があるとされている。また、来春になっても、イングランドの約半分が干ばつ状態のままである確率は約4分の1とされる。先週の時点で、イングランドの貯水池の貯水率は57%弱と、例年より約2割低い水準であることが明らかになった。環境庁のフィリップ・ダフィー長官は、干ばつからの回復を早めるため、住民に節水を続けるよう呼びかけている。
一方、今後の天候には「エルニーニョ現象」の影響も注目される。現在のエルニーニョは過去最高水準に近く、これをうけて、英国では晩秋から初冬にかけて、例年より暖かく、雨や嵐が多くなる傾向があるという。雨が増えれば干ばつ解消につながるが、短時間の大雨は洪水を引き起こす恐れもある。環境庁によると、大量の雨水が短時間に流れ込むと、土砂や農地から流出した硝酸塩を含むことがあるため、そのまま飲料水用に貯めるのは難しいと説明されている。干ばつ解消にあたっては、単に雨が降ればいいというだけでなく、適度な降雨が長期間続くことが求められている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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