■ イングランドの学校給食が大きく変わる。政府は新たな栄養基準を発表し、2027年からフィッシュ&チップスを含む揚げ物(deep-fried food)全般を禁止するほか、果物や野菜、全粒穀物を増やす方針を示した。朝食クラブにも初めて栄養基準を適用し、学校の給食内容を監視する仕組みも設ける。各メディアが報じた。

新基準では、ケーキなどの甘いデザートを中学校では週2回、小学校では週1回までに減らし、必ず果物を添える。ハムやソーセージ、チキンナゲットなどの加工肉も週1回までとし、野菜や果物と一緒に提供することが求められる。フライドポテトは、オーブン調理に変更。パスタ料理は週1回、半分以上を全粒粉にし、高食物繊維のパンも必須となる。政府は、こうした改革によって子どもの肥満対策や栄養状態の改善だけでなく、集中力や学習、心身の健康にもつなげたいとしている。
現在、約1250校で無料の朝食クラブが実施されているが、朝食クラブでも規制が導入される。来年9月からペストリー(甘い菓子パン)や目玉焼きが提供できなくなり、シリアルには糖分の上限が設けられる。ココア味のシリアル「ココポップス」やチョコレートスプレッドもメニューからはずれる。学校側からは歓迎の声がある一方、現場への支援を求める声も出ている。学校・大学校長協会は、校長を責めるための「新たなむち」にしてはならないと指摘。給食設備への投資や調理スタッフの研修が必要だと訴えている。
政府は、変更に必要な費用は既存の学校予算で賄えると説明し、学校には1年間の準備期間を設ける。給食メニューや食事方針のオンライン公開も義務づける予定だ。英国では地域によって基準が異なる。ウェールズでは、野菜を毎日2皿以上提供することなどを重視した新指針が、年内に導入される予定。スコットランドでは2020年に基準を改定し、毎日2皿以上の野菜と1皿の果物を提供することを求めている。北アイルランドでは、2007年の規則が現在も基本となっている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)










































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