■ロンドンを代表する繁華街オックスフォード・ストリートの一部が歩行者専用となってから1週間。交通当局は利用者の反応を「驚くほど好評」と評価し、買い物客からも安全で快適になったとの声が上がっている。一方、自転車の通行や周辺道路の渋滞、バスの所要時間増加など、課題も浮上している。

歩行者専用となったのは、オーチャード・ストリートからグレート・ポートランド・ストリートまでの約1キロ。10月26日に始まった歩行者天国化は、サディク・カーン市長が主導する再開発事業の第1段階に当たる。完成までの総事業費は道路改修などを含め約1億5000万ポンドと見込まれる。来春までに50本の木を植え、ベンチを増設するほか、路面も整備される予定だ。
懸念事項の一つは自転車の通行が続いていることだ。ロンドン自転車キャンペーンの担当者は、利用者が新ルールに慣れるまでには時間がかかるとしつつ、徐々に改善するとの見方を示した。交通当局は標識や柵を設置し、レンタル電動自転車会社と連携。対象区域に入ると車両の動力を制限する位置情報システムの導入も進めている。
一方、計画に批判的な住民団体は、バス路線の変更などで乗り継ぎに5~10分余計にかかるうえ、周辺地域を通過する時間も長くなっていると指摘。ウェストミンスター区の幹部は、オックスフォード・ストリートがロンドンの主要な東西移動ルートだったため、バスやタクシー、緊急車両を含め、多くの利用者の所要時間が長くなっていることに懸念を示した。市長側は計画を今後も検証し、必要に応じて改善するとしている。大規模な追加工事は春以降の予定で、歩行者にとっての快適さと、周辺の交通利便性をどう両立させるかが問われている。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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