働く親には負担に? 秋休みを2週間にする学校が増加中

■英国の学校では、学期途中の休暇を「ハーフターム」と呼ぶ。夏休みと冬休みのあいだのハーフターム(秋休み)について、従来の1週間から2週間に延長する動きが広がっている。子どもや教師のあいだでは歓迎する声がある一方、共働き家庭やひとり親にとっては、休暇中のチャイルドケア(託児サービス)の確保などが大きな課題となっている。各メディアが報じた。

※写真はイメージです。

サリー県に住むシングルマザーのサマンサ・バックランドさん(45)は、7歳の息子が通う公立学校で2週間の秋休暇が導入され、対応に苦慮。病院で医学生を教える仕事と地元の古着店での勤務を掛け持ちしており、休暇中の託児費用も負担になる。地域のホリデークラブは2週間のうち1週間しか利用できず、家族や友人に協力を頼んで乗り切る予定という。

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イングランドでは、2026~27年度にノッティンガムシャー、ブロムリー、ワイト島などが2週間制を採用。一方、今年導入したものの、校長らの懸念を受け、来年度は1週間に戻すことを決めたサリー県のような例もある。多くの学校では、秋休みを延ばす代わりに夏休みを短縮する。特に課題となるのが、学校ごとに休暇日程が異なることだ。イングランドでは生徒の60.4%がアカデミー(自治体から独立した運営形態の学校)に通い、それぞれ独自に日程を決められる場合がある。兄弟姉妹で休みがずれ、保護者の負担が増える家庭もある。

一方、2週間制を歓迎する教師も多い。秋学期は長く忙しいため、十分に休めることで心身の疲れを回復できるという。ある学校グループの調査では、保護者の58%、教職員の89%が賛成。導入後、職員の病欠日数も16%減ったとする報告もある。休暇を利用して、夏の繁忙期を避けた安価な旅行を楽しめる家庭もある。結局のところ、2週間の秋休みが歓迎されるかどうかは、託児サービスをはじめとする保育の場を確保できるか、仕事を調整できるかなど、各家庭の事情に左右されそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)


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