ポイント制システムの基礎の基礎 その5

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VOL.16

ポイント制システムの基礎の基礎 その5

Q導入から10年―スポンサーシップを必要としないTier 1のひとつ、起業家ビザとは?

A40℃を超える酷暑に見舞われた日本ほどではありませんが、ここ英国でも猛暑が続いています。8月に入って休暇をとる人が増え、地下鉄や道路の混雑が緩和されれば、暑さによるイライラした気持ちもやや抑えられるかもしれません。
英国のEU離脱をめぐり、苦しい戦いを強いられているテリーザ・メイ首相も、この夏はイタリアで趣味のウォーキング三昧の休暇を1週間楽しむことが報じられました。先月、EU離脱担当相のデイヴィッド・デイヴィス氏、外務大臣のボリス・ジョンソン氏が、メイ首相の「ソフト・ブレグジット」政策に抗議し、電撃辞職するなど、メイ首相にとってはひどい夏となっていますが、リフレッシュする場としてEUの国を選んだということで、「やっぱりEUが好きなようだ」との陰口がささやかれているようです。
さて、2008年から導入がスタートしたポイント制システム(Points-Based System)が、5つの「Tier」(カテゴリー)からなり、そのうちの「Tier 1」は、スポンサーシップ(収入を保証する企業などの後ろ盾)を必要としない、ユニークなTierであることはお伝えしたとおりです。概要を前号でご紹介しましたが、その中で、今回は「Entrepreneur(アントレプレナー)」(起業家)向けのビザにスポットを当てることにしましょう。

Entrepreneur(起業家)」ビザについて

日本人をはじめとする非EEA国籍者が、英国で起業する場合、取得する必要があるビザ。
起業家ビザを申請するための条件として、大きく分けて次の4項目が定められている。

1)起業資金について…最低£200,000を準備する必要がある。他の投資家などの第三者から資金提供を受ける、あるいはチームを組むことによって起業資金を分担するなどといったことも可能。
(2)起業するビジネス、あるいは起業家としての正当性について…企画しているビジネスがどれだけ現実性があるのかが問われる。アイディアを具体的なビジネスプランへと落とし込むことが必須。
(3)英語力について…CEFR(Common European Framework for Language Learning) B1レベルに達していることが必要。当初は、ひとつ難易度の高いB2レベル合格が義務付けられていたが、B1へとハードルが下げられた。ちなみに、B1レベルは、「Tier 2 General」ビザの申請時や永住権申請時に求められるレベルと同じ。
(4)生活資金の証明について…過去3ヵ月の銀行ステートメントを提出し、1ヵ月の生活費として最低945ポンド(英国外から申請する場合は最初の1ヵ月分として3,310ポンドの残高が必要)が常に口座内に入っていることを証明する必要がある。口座残高が定められた最低資金額を1日たりとも下回ってはならない。また、扶養家族がいる場合は、これに加えて最低限1人あたり945ポンド×2 / 3=630ポンド(英国外から申請する場合は1,890ポンド)が必要。

起業家ビザについて、ここで取り上げた項目以外にも細かい取り決めがなされています。また、同ビザ延長時にはさらに細かく設定された条件を満たさなければならないため、新規のビザ申請から起業、その後のビザ延長まで専門家と二人三脚で取り組むのは、きわめて有効な手段といえるでしょう。準備に時間がかかりがちである点を考慮し、少しでも早く専門家に相談されることを強くお勧めします。

ASTONS Immigration Advisers OISC公認アドバイザー常勤

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週刊ジャーニー No.1046(2018年8月2日)掲載