虐待と勘違いされ…蒙古斑で逮捕! その2

■モンゴル人幼児で95パーセント、他の東アジア人の幼児で80パーセントの割合で赤ちゃんにあらわれるという「蒙古斑(もうこはん)」。生後6ヵ月の赤ちゃんの母親が蒙古斑を虐待による「あざ」と間違えられ、逮捕される事件があった。BBC(電子版)が報じた。

サパさんの赤ちゃんの足首に出た蒙古斑。© Laxmi Thapa

ハンプシャー県警のジェマ・アナコラ警部補は「お気の毒なケースだが、我々は手続きに従っているので逮捕は幼児保護の観点から必要なことだった」と述べた。またハダースフィールド大学の独立児童保護研究者バーナード・ギャラガー博士は「時には間違うこともあるし、迅速に動いたことがあだになることもあるが、児童虐待が疑われた以上、当局が介入するのは適切だ」と述べた。ただしサパさんは病院の医師から口頭で謝罪を受けたという。

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蒙古斑とは、「Wikipedia」の説明によると、胚の発育の段階で真皮内のメラノサイトが神経堤から表皮までの移動する間に受ける刺激によって発生するという。男女とも同じ割合で発生し、モンゴル人、中国人、日本人、韓国人、アメリカ大陸先住民に高頻度で現れることからモンゴロイドの特徴とされたが、実際にはネグロイドにも高頻度で現れる。発生率はモンゴル人幼児で95パーセント、他の東アジア人の幼児で80パーセント、ヒスパニック系幼児で40~50パーセント、インド・ヨーロッパ語族の幼児で1~10パーセントと言われている。西欧において蒙古斑の知識がない人々やソーシャルワーカーや医療スタッフが児童虐待による傷であると誤解することもある。

かつて同様のことが在ロンドンの日本人にも起きたと話題になったことがある。今後も似たようなケースが起こるかもしれない。小さい子を抱えるご家庭や、出産を控えている方は蒙古斑が何であるか、医療機関に英語できちんと説明できるよう日頃から知識武装しておこう。

What is Blue spot? ブルースポットとは?(NHSの説明より)

  • ●Marks that look blue-grey on the skin, like a bruise(皮膚に青灰色に見えるあざのような跡)
  • ●Often found from birth on the lower back, bottom, arms or legs(生まれたときから腰、お尻、腕、脚にできることが多い)
  • ●Most common on babies with brown or black skin(褐色や黒色の肌の赤ちゃんに多い)
  • ●They do not need treating and will usually go away by the age of four(治療の必要はなく、通常4歳までに消える)
  • ●The marks are not a sign of a health condition(マークは健康状態のサインとは無関係)By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

虐待と勘違いされ…蒙古斑で逮捕! その1 はこちら
https://www.japanjournals.com/uk-today/19192-240723-1.html


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