人気の絶頂にありながらも、現状に満足せずに新たな形で再挑戦――。ロンドンのバー業界の革新者と称賛されるMr.ライアンことライアン・チェティヤワーダナ氏の「ダンディライアン」が世界のベスト・バーの称号を得たのは2018年のこと。しかしその直後に「進化したいから」と突然の閉店宣言。2019年3月、同じ場所に現れたのが「ライアネス」だ。

 

「料理をするのと同じアプローチでカクテルを作る」とのMr.ライアンの言葉通り、カクテルは、サワードウ・スターター(発酵種)をもとにした「Golden Levain」や、紅茶で作ったベルモット「Lyaness Tea-mooth」など、研究の末に完成した素材7種類を軸に展開する=写真下。メニューを開くと一見わかりづらいが、フレンドリーなスタッフが的確なアドバイスをくれるので心強い。

 

現在、米国やオランダでもバーを展開するMr.ライアンの味をお楽しみあれ!

スタイリッシュなインテリア
デザイナーのトム・ディクソンが内装を手掛けたホテル「シー・コンテイナーズ」(旧モンドリアン・ホテル)のグランドフロアに入居するだけあって、内装もスタイリッシュ! パステル・ブルーとゴールドを基調とした、品の良い空間が広がっている。
基本の素材は自家製の7種
クラシックなカクテルももちろんオーダーできるものの、ここを訪れたら自家製の7種の素材を軸にしたオリジナル・カクテル(21種類、各13ポンド〜)から選びたい。酒飲みには少しアルコール度数が低めに感じられるが、それも味に自信があることの表れ!? 写真右は「Coastal Aviation」、同左は「TOT Negroni」。

Lyaness ライアネス

Sea Containers London Hotel
20 Upper Ground, SE1 9PD
最寄駅:ブラックフライアーズ駅
月~水:午後4時~午前1時
木~土:正午~午前2時 日:正午~午前0時30分
https://lyaness.com

週刊ジャーニー No.1128(2020年3月12日)掲載

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