Q245空港のボディスキャナー、金属物がないのに引っかかるのはなぜ?
Aふむ、面白い質問じゃな。空港のセキュリティチェックには、所持品のチェックと身体チェックがあるのぉ。ボディスキャナーは怪しい金属物などを隠し持っていないか確認するための機械じゃが、腕時計やアクセサリー、ベルトを外し、靴も脱ぎ、ボタンもついていない服なのに、なぜか高確率で引っかかり、金属探知機で念入りにチェックされてしまう…。なにゆえ?と疑問に思っておる者もいるのじゃろうな。
実は、ボディスキャナーが反応してしまう条件は、金属系以外にもあるのじゃ。女子の下着のワイヤーやボディピアスなどは想像しやすいじゃろうが、意外な盲点は、複雑にアレンジされた髪じゃ。太くて長い三つ編みや、お団子ヘアなどのまとめ髪じゃな。「なにやら怪しいものが頭部にある」とボディスキャナーは判断してしまうようじゃ。あとは大きなケガの痕、そしてなんと汗にも反応するのじゃ! ボディスキャナーは電磁波を用いておるゆえ、あまりに汗ばんでおると、その水分に電磁波が反射して「怪しい影」として記録されてしまうというわけじゃ。
ちゃーんと理解したか? しっかり覚えておかんと、首はねちゃうぞー!
週刊ジャーニー No.1390(2025年4月24日)掲載
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