Q239キッズ用のバースデーケーキ、なぜ「芋虫」なの?

Aふむ。スーパーの棚に並んでいるキッズ用のバースデーケーキの中で、「なぬっ?」と思わず二度見してしまう、芋虫(キャタピラー/Caterpillar)ケーキ。どこのスーパーでもよく見かけるが、なぜに芋虫? 可愛い顔がついておるが、虫じゃぞ?
この芋虫ケーキを最初に生み出したのはM&Sで、1990年のことじゃ。名前はコリン(Colin the Caterpillar)じゃぞ。当時、「これはバーガー…に見えるけど、実はケーキです!」といった、何かに似せてつくられた「イリュージョン・ケーキ」なるものが大流行。チョコレート・ロールケーキをもとに、キッズが喜ぶ斬新なびっくりケーキとして発売されたのじゃよ。そんなコリンも今年35歳、今ではM&Sのキャラクターとして根付き、芋虫型のなが~いグミもコリンじゃぞ。
ちなみに、他社のスーパーが真似しだしたのは「Great British Bake Off」の放送がスタートした2010年以降じゃ。Waitroseはセシル、Aldiはカスバート、Tescoはスリンキーなど、各社いろんな名前がついておるぞ。
ちゃーんと理解したか? しっかり覚えておかんと、首はねちゃうぞー!
週刊ジャーニー No.1382(2025年2月27日)掲載
他の教えてヘンリーくん!を読む日常生活で感じている些細な疑問、英国文化の気になる由来など、何でも構いません。皆さんのご投稿をお待ちしております。