Q237ギャップ・イヤーが、不景気で人気急上昇しているらしい?
A何やら、そうらしいのじゃ。ギャップ・イヤー(Gap Year)とは、Aレベルを終えた後、大学へ入学する前の1年、あるいは学位取得後などに、ボランティアをしたり、興味のある仕事のアルバイトを体験したり、世界を旅したりして、「貴重な社会体験」とやらを積む期間のことじゃ。
起源は、英国で17世紀に流行った「グランド・ツアー」と言われておる。貴族や富裕層の若者がヨーロッパをめぐり、様々な文化を肌で学ぶ「大人になるために通過儀礼」が、ギャップ・イヤーとして残った…らしいぞ。
ギャップ・イヤーを取得するかどうかは自由ゆえ、人それぞれじゃが、最近の不景気を受けて、よりよい就職先を見つけるためにも、CVに書いて「自分の価値を高める」「雇用の可能性を広げる」ことができるような活動をギャップ・イヤーにやりまくる!という若者が、今急増しておるのじゃとか。
なるほどなぁ…。ちゃーんと理解したか? しっかり覚えておかんと、首はねちゃうぞー!
週刊ジャーニー No.1380(2025年2月13日)掲載
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